天の川の中に大きな十字を描く星座です。

神話によると、スパルタ王妃レダを見初めた大神ゼウスは、白鳥の姿になって近づいたと言います。
のちにレダは二つの卵を生みます。
ひとつは、双子のカストルとポルックス、もう一つの卵からは、トロイ戦争の誘因となった美女ヘレンとクリュタイメストラが生まれました。

α星のデネブは「しっぽ」
β星のアルビレオは「くちばし」
γ星のサディルは「胸」
ε星のギェナーは「つばさ」

くちばしの星“アルビレオ”は有名な二重星で望遠鏡で見ると金色の3等星アルビレオのすぐ近くに青い5等星の星があるのがわかります。
まるで、トパーズとサファイアみたいで天上の宝石と言われます。