かに座の南(頭)から、てんびん座の西(しっぽ)まで4つの黄道12宮にわたる、全天で一番大きな星座です。途中、ろくぶんぎ座、コップ座、カラス座の南を通ります。

α星アルファルドは「孤独な星」

アルファルドは周囲に明るい星がないため名付けられました。別名コル・ヒドラエ「ヒドラの心臓」とも言います。

神話によると、この蛇はレルネの野のアミュモーネという泉にすむ、九本首の水蛇といいます。家畜や土地を荒らしていましたが、ヘラクレスと、彼に力を貸した甥のイオラオスに退治されました。