讃岐国分寺 あんず事業振興会





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栽培



あんずは実生(種を直接植えること)では元株と同じ性質をもった株を生産できません。


そこで、優良品種の若枝をとって接ぎ木として苗木を育てます。適期は3月です。


どちらかというと冷涼で乾燥した環境を好みますが、暑さ寒さには強く北海道北部を除いて日本全国で栽培が


可能です。ほとんどの種類は一株でも実をつけますが、複数の品種を混植したほうが結実が安定します。



(適地の選定)


    水はけのよいこと。


    開花期に日当たりがよく、風があたりにくく訪花昆虫が飛来しやすいこと。

    

    空気の停滞による晩霜被害を受けにくいこと。



(土地改良)

 

    有効土層が浅い園、干ばつを受け易い園、水田転換園などは根域確保のため深耕(40〜50Cm)を


    おこなう。深耕する場合は、合わせて有機質資材や石灰資材を(PH調整剤として)混和するとよい。



(植えつけ)


    落葉直後(12月以降)、遅くとも開花前までに行う。


    深植を避け、接ぎ木部分を地上に出す。


    苗木の乾燥は不可、植え付け後十分灌水し、支柱を立てて苗を固定する。



(摘果)


    開花1か月後に余計な実を摘み取る作業(摘果)を行います。摘果を行わないと十分に果実が成長しな


    かったり熟す前に落果することがあります。葉っぱ20枚当たり果実1個を目安に摘果します。



(剪定)


    落葉期の冬に伸びすぎて邪魔になる枝を切り詰めます。枝を間引くことにより若い短果枝が伸び、また


    風通しを良くします。


    また徒長枝を付け根から切り離し短果枝を残します。放任すると高木になりますので、家庭果樹として育


    てる場合は3〜4mを目安に低く仕立てます。