本堂は十一面観世音菩薩立像、脇侍は不動明王、地蔵菩薩です。何れも江戸時代作の尊像です。
現在の建物は平成12年に再建されたものです。
鐘楼門で、梵鐘は昭和36年に再建されたもので、「引導の鐘」と呼ばれています。
毎年「除夜の鐘つき会」を行い、参詣者とともに「行く年くる年」に祈りをささげています。
(光明殿)
境内墓地、永代供養等詳細はお問い合わせください。
蘇鉄 樹齢350年 泰山木 5月に白大輪花 境内のあじさい
光明真言供養塔
(ネットワークあい掲載 藍住町 歴史こぼれ話)
須藤茂樹 四国大学准教授
奥野の観音院本堂前に、花崗岩製の縦29㎝、横29㎝、高さ410㎝の長大な石塔が建っています。
四面に文字が刻まれています。
本塔は、弘法大師空海没後一千年にあたる天保五年(1834)に観音院住職の増暉上人によって建立されたものです。
光明真言とは、23の梵字からなり、
オン、アボキャ、ベイロシャナウ、マカボダラ、マニ、ハムドマ、ジンバラ、ハラバリタヤ、ウム
と読みます。これは、
「大日如来よ、智慧と慈悲をたれて、御救いください」との意が含まれ、これを読誦すると一切の罪障が除かれるとされるため、100万遍、200万遍と唱えた記念に供養塔が造立されました。