
オーディオ遍歴 私の装置 自作アンプ アクセサリー いま思うこと
オーディオについて
私の長年の趣味であるオーディオについての考え、体験を書かせていただきます。
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中学1年の頃(昭和41年)に初めて両親にステレオを買ってもらいました。
その頃はステレオといったらものめずらしくて、大型のものはテレビと同様に家具みたいなもので大変高価でした。
私の買ってもらったものは、レコードプレーヤー付きのステレオレシーバーと2つのスピーカーの組み合わせの小さなものでしたが、それでも高価ではありました。
もちろんカセットデッキなどは付いてなく、レコードと AM、FM のラジオが聞けるだけのものです。
しかし、音は当時としてはすばらしかったと思っています。そして、この音が一番記憶に残っている思い出の音です。
一番最初に聞く音楽、そして音の善し悪しでそれからの人生にしめる音楽との関わりが大きくかわってくるのだといまでは思っています。
以後、このシステムで5年ほど聞いていました。
高校1,2年は全寮制だったため、ステレオを聞く機会がなく音楽とも遠ざかっていました。
高校3年生の頃からアンプ、レコードプレーヤー、スピーカー、などに分かれたコンポタイプが主流になりだし私も親に頼み込み、またアルバイトなどもして徐々にシステムをそろえていきました。
この頃からがオーディオの最盛期で学園祭でもステレオコンサートなるものを行いました。
高校4〜5年生の頃(昭和46頃)に例の4チャンネルステレオなるものがでました。
その当時は物珍しく、私もレコードによるCD4、また、マトリクス4チャンネルなるものを導入したものです。
しかし、これが失敗でした。前後左右に音が回っていることでの楽しみはすぐに飽きてしまい、音の悪さがとても気になりだしてすぐに2チャンネルに戻してしまいました。
この経験から、現在の多チャンネルマルチ化の傾向がその頃の悪い繰り返しのように思えてなりません。たしかに、映画などを見るときは、その効果はすばらしいものですし、音楽ものでも臨場感があっていいと思います。でも、音は確実に悪くなっています。
そして、この頃からアンプの自作を始めるようになりました。
最初は、部品調達の関係で真空管アンプを作りました。このアンプは今でも自宅に飾っています。
昭和47年に大阪の電器部品会社に就職したのをきっかけに、トランジシターアンプの製作に取りかかりました。
参考とした雑誌は「無線と実験」で、金田氏のDCアンプの製作の記事から丸写しの製作です。このアンプはなかなかいい音を出していました。以来金田氏のDCアンプにとりつかれ、製作記事が出るたびに部品を買ってきては作っていました。
5年後、実家の都合でUターンで帰ってきて農業を始めました。
それでも、アンプの制作はやめることなく続いていましたが、金田氏のDCアンプが電池を使用しだしてからはついていけなくなって、同じ無線と実験の筆者である安井氏のほうのアンプを作るようになってきました。
何年か後(平成4年)、それまで使用していたヤマハのNS-1000Mの低音に不満を覚えだしてきました。大型のスピーカーがほしくなり、当時評判になっていたレイオーディオのバーティカルタイプのスピーカーの導入を考えましたがとても高価なため、SPボックスはタテマツ音工に同じ構造のものを注文してなんとか導入することができました。SPユニットはすべてTADでウーファーTL-1601b、ドライバーTD-4001、ホーンTH-4001、SPボックスのタイプは6Vです。そして、これらを自作のチャンネルディバイダーでマルチアンプ駆動しています。SPコードはレイオーディオ製のモニターリンク・1dsを使用しています。
このスピーカーの音は大変馬力のある音で、繊細さは弱いかもしれませんが、パワーで圧倒されてしまいました。いまでもこのスピーカーは気に入っています。
数年後、世はAVの時代に突入し、私も三菱の3管1レンズのプロジェクターLVP-1000VCを導入して映像を楽しむようになりました。ソフトは映画のほか、音楽もの中心で見ていますが、音声がリニアPCMの場合は良いのですが、5.1チャンネルステレオの場合はとても悪い音がしています。具体的には、リミッターがかかって頭が詰まったような感じでダイナミックレンジがとても狭く感じます。これはBS11でお馴染みのAモードとBモードの違いと同じだといえるでしょう。WOWOWの音楽番組の音が良くないのも音声がAモードのせいです。
2年前にパソコンをはじめてからはそれに忙しく、アンプの製作、コンポの入れ替えもしなくなりましたが、そのうちまた復活してくることでしょう。
以上がいままでの私のオーディオ歴ですが、個々の題材についてのコメントは別の機会に述べたいと思います。
自作アンプ作りに関しての考え方、ノウハウを書く予定です。読んでくださる方の参考になるとうれしいです。
2002/3/3 最初に
今現在アンプやスピーカー(箱、ネットワーク)の自作をしている人がどれくらいいるのでしょう。
昔はいろんな製作雑誌が出版されていましたが、最近はあまりみかけなくなってきました。すこし寂しいですね。
最初に、一言。私は経験上次のように考えています。
雑誌などにのっている製作記事のものを作るときには、初心者は特に、できるだけオリジナルの部品と配置どうりに作ってみること。(できれば、100%を目標)
これは、少なからずどんな物でも部品にはカラーがあってそのバランスで製品が成り立っているからです。たとえば、無線と実験の著者のひとりの金田氏が、特性上はもっといいケーブルはいくらでもあるのに、あえてダイエイ電線をずっと使っているのもその為だと思っています。でも、これが悪いことだとは決していえません。特性が良いことイコール音が良い、とはならないからです。特性が良いものはえてして癖のある音をもっていることがよくあります。これら部品の選定は経験がものをいうところで、いろんな部品を差し替え取っ替えして製作をすることができない読者達は、著者のオリジナルといえるものを製作し、その音の傾向をつかむことがまず重要ではないでしょうか。もし、その音が自分に合ったものだとしたらめでたいことで、その逆のときは他の著者を捜すことになるでしょう。そしていくつか製作するうちに自分の求める音を作り出す方法が解り始めるのです。この過程も自作派の楽しみの一つであります。
そして、そうやって作った装置もまた全システムの中の部品の一部として考えることとなります。
このように考えていくと、すべての装置が著者の装置と同じになる可能性があります。もしそうなればその著者の言っているいい音が聞けますが、普通はそうはならないですね。
ではどうすればいいのかと言うと、これは大変難しいことであります。
コンポを組み合わせるときは、音の傾向をよく確かめて組み合わせないと、とんでもない音となります。正月にやる福笑いと同じです。一つ一つは評価のいい物でも並べるととんでもないものになるでしょう。
たとえば、低音がよく出て優れたものに、それに補うつもりで高音がよくでるものを組み合わせたらどうでしょう。そう、ドンシャリの音になる可能性があります。
一番安全な組み合わせは、癖のない物、同じ傾向のものどうしの組み合わせで使うことだと思います。ひとつでも違った傾向の音の物があると、システムはその製品に支配されてしまいます。
もし、違った傾向の音のものを導入してその音が気に入ったとしたら、ベースとなっている音が自分の求める音と違っている可能性があります。
その為、今現在の自分の装置に満足することなく、定期的にいろいろな装置の音を聞き比べていくことも重要だと思います。
今も昔も、メーカーの音というものが存在します。コンポを購入するときは視聴することが原則ですが、雑誌の記事を参考とするときは、その内容をよく読んでみてください。たとえば、高音がきらびやかなとか、すこし高音によっている、低音がしまっている、スリムなどと書かれていれば、確実にハイ上がりまたは高域の勝った音です。評価記事は悪いことは遠回しで、すこししかかかれていないことが多いようです。そしてその装置を使用し始めると良い面より悪い面が気になってくるものです。
これらは、アンプ、スピーカーのみならずアクセサリーなどすべての製品にいえることだと思っています。雑誌の記事を参考とするときはその裏に隠れている事まで推測してみてください。
次回から、具体的な製作ノウハウを書いていきたいと思います。
スピーカーコード、ピンコード、その他いろいろなアクセサリー関係について書く予定です。
但し、製品自体の評価記事ではありません。皆様の参考になれると思います。
私のしょうもないひとりごとの場です。