当センターは聴導犬、介助犬の育成、セラピードッグによる施設訪問を柱に、本年2月12日で3年目を迎えましたが、皆様のご支援により、昨年11月には中四国地方で初めて厚生省認定の聴導犬(ノア)が誕生致しました。現在はユーザーの方の耳として生活をサポートしております。又、本年もボランティアドッグ第二号となる厚生省認定聴導犬を目指し候補犬(犬名:モモ)育成中です。介助犬につきましては、中四国地方を主に多くの施設で実演を交えた啓発活動を実施しております。また、セラピードッグでは適性検査合格犬が多く誕生し、会員皆様の献身的なご協力により老人ホームなどを中心に定期的な活動を円滑に行っております。犬に触れ、共に生きているという証を感じ、たくさんの施設で癒し効果があらわれるなど大変喜ばれております。
 これからも中四国地方で唯一の聴導犬、介助犬育成団体としてゆっくりですが一歩一歩確実に推進していきますのでご支援、ご協力のほどをお願い申し上げます。
厚生省認定聴導犬誕生!

身体障害者補助犬法」が全面施行されてはや2年。昨年11月、ボランティアドッグ育成センターにも、厚生省認定の聴導犬が誕生しました。兵庫県リハビリテーションセンターにて実施された様々な試験を通過し、見事合格した藤井さんとノアくん。心新たに、開かれた世界の中での生活をスタートさせました。
また藤井さんとノアちゃんは、実演などを通してたくさんの人に聴導犬・補助犬への社会の理解を深めていこうと啓蒙活動にもご協力くださっています。

 

昨年ボランティアドッグ育成センターは、 聴導犬訓練事業の第二種社会福祉事業所として届出をしました。徳島県内、いえ四国内初の聴導犬訓練センターとして歩んでおります。

現在聴導犬として訓練中のももちゃん。創刊号以来の登場ですが、一年前に比べてすこ〜し大人になったと思いませんか? ボランティアドッグ育成センター厚生省認定第二号聴導犬目指して奮闘中です。ユーザーである大田さんと共に合同訓練も開しました☆元気が最も取り柄のももちゃんでしたが、現在では、まるで得意科目が増えたかのように、聴導犬としての仕事を楽しみながら励んでいます。

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聴導犬育成事業
ボランティアドッグ育成センター  理事長 新田訓由