須磨アルプス (2006.1.16)

須磨浦公園駅(35分)鉢伏山展望台(10分)旗振山253m(15分)鉄拐山234m(10分)
おらが山(10分)高倉台団地(40分)栂尾山274m(20分)横尾山312m(40分)東山253m
(30分)妙法寺駅

急きょ神戸行きが決まり、フェリーを降りてすぐ登山口の須磨浦公園駅に向かったのはいいが、
まだ朝早すぎて、あたりは真っ暗。右も左もわからないので、散歩中のかたに、山頂までの道を
教えていただいて、歩き出す。

最初はゆるやかな車道を行き、途中から階段の道へ、しばらく急な階段を登ると、ロープウェイ上駅
に着いた。夜景がきれいで、空が明るんできている。その調和がなんともいえず、いい。

少し歩くと旗振茶屋に着いた。ここが頂上らしい。日の出前なのに塩屋方面から次々と人があがって
来ている。皆、小さな建物の中に入ってはすぐ出てきて下りて行く。近くの人にうかがうと、皆さん
そこで記帳しているそうだ。「毎日登山」という言葉は知っていたが、これがそうなんだと初めて
わかった。「次の鉄拐山にいくと展望もいいし、時間的にちょうど日の出が見れるから」、と教えて
くださったので、そのまま鉄拐山に向かう。が、頂上は全然展望がきかず、少しさがったところで
すこし展望できたのでそこで朝ごはんを食べて日の出を見た。

早朝登山の人に次々と会い、朝のあいさつをかわす。
おらが山展望台に着くと、すばらしい展望がひろがる。ここで朝日を見れたら最高だったなぁー。
ここにも記帳所があり、次々と人がやってきては表に判を押している。住宅街からあがってくる道が
何本かあるらしい。

おらが山茶屋前に「高倉山」の石碑があった。高倉山という山はないので変だなとその時
おもったが、あとで本を読むと、高倉山というのはポートアイランドの埋め立てのためになくなった
山で、今は団地になっていることがわかった。

急な階段を下りて、高倉台団地の中を歩く、団地の人の迷惑にならないように静かに。
つつじ橋をわたった後、目の前に階段が立ちはだかった。階段は長く、空までのびているかのよう。
これが名物の長〜い階段。急に降りた分、また上がらなければならなかったのだ。
何回も休みながら、自分をはげましながら、上へ上へと歩いた。
栂尾山手前の展望台に着くと、今歩いてきた道がよく見える。明石大橋も見えて感激!

ダケカンバの多い林の中を歩くと、横尾山に着いた。ここからはいよいよ須磨アルプス名物の
岩稜歩き。「六甲山」の本の表紙を見て以来ずっとあこがれていた景色が目の前に広がる。
去りがたく、ゆっくりゆっくり歩く。「馬の背」の標識のところで、てるみさんに電話して
うれしい報告をする。(突然電話してすみませんでした。てるみさんのおかげでこれました!)
風化した花崗岩の岩場と下に見える住宅街。神戸の山って不思議だ。
東山まで行ったところで、今日の縦走路歩きはおしまい。おりて妙法寺駅へ。

須磨浦公園から宝塚までが六甲全山縦走路となっているそうだ。
きょうは須磨浦公園から妙法寺まで歩いた。さて続きはあるか否か。あってもいつになるのか。
何かとっても楽しみ。神戸の山が身近に感じられ、だんだん好きになっていく。

(神戸の山歩きの特徴)
毎日登山、記帳所がある。
交通機関を利用して縦走が容易にできる。
茶屋がある。
登山道が何ルートもあり、分岐ごとに道標があってわかりやすい。
山を歩きながら、海が見える。
神戸の人は歩くのが早い。

次(須磨アルプスの写真)へ