紫雲出山 (352m) 2003.3.18

1月に紫雲出山に登った時、桜の林を見て、花見はココと決めていた。
桜にはまだ早いが、大浜〜山頂〜箱コースで登ってみることにした。

箱峠に車を置き、箱バス停から町営バスに乗り、大浜まで行く。
このバスが快適だった。運転手さんの心配りがすばらしい。乗るとお早うさんと
声をかけてくれる、カーブが多い道なのにやさしい運転で揺れない、乗った人が
座ってから発進する、など。町民の足となってバスは活躍しているようだ。
アナウンスはなく、「降ります」と自分で告げる、アットホームな雰囲気。
ほとんどの人が大浜で降り、詫間線に乗り換えていた。
大浜バス停から登山口の荘内自然休養村センターへは歩いて2分と近かった。

四国のみちの案内板を見て歩きはじめる。
民家の間を抜けると、ストックなどのお花畑の中を行く。
山道に入ると、タチツボスミレや小さい白い花を見ながらの山歩き。
いっきに春が来たようだ。急な階段を登ると、車道に出た。
車道を600m歩くと駐車場。ここまで車で上がって来れる。
展望台から、粟島がよく見えた。
ここから遊歩道を5分ほど行くと山頂に着いた。
いつ来てもいい。眺めがすばらしい。海が穏やかで、島々が美しい。
展望台の案内板を照らし合わせて、島の名をひとつひとつ見ていく。
詫間中学の生徒が桜の木を記念植樹してあった。今年のもある。
何年たってもこの木を訪れて、思い出すことがいろいろある事だろう。

下りは箱方面へ。まだ蕾がかたい桜の林のなかを行く。
スミレなども咲いていなかったので、一気におりて、箱峠にでた。

箱浦まで車で下りて、海を見ながらお弁当を食べ、うとうと…。
箱峠までまた戻り、車を置いて、三崎灯台への四国のみちを行く。
5分程行ったところで、草が茂り、道を通せんぼ。その先も人があまり
歩いてなさそうな道だったので、引き返して、仁老浜まで車で行き、そこから
歩くことにした。灯台まで1.9mの標識。アップダウンの少ないなだらかな道。
ウバメガシの純林の中を行く。(屋島と同じ木)燧灘が美しい。
潮風を感じながら、海にどんどん進み、荘内半島の先端、三崎灯台に着いた。
灯台というと円柱型を思い浮かべるが、ここは四角い灯台だった。
灯台から少し先に降りてみる。御幸石が見える。絶好の釣り場だそうだ。
海の景色を独り占めする。海に浮かぶ島にいるように錯覚してしまう。
いろいろな船が行き交う。静かに時間が過ぎていく。夕日までぼおっと
海を見ていたかった。(やっぱ荘内半島は最高だなぁ。)

箱峠まで   車50分
箱〜大浜バス停  バス15分(詫間町営バス荘内線右回り)
大浜〜山頂    55分
山頂〜箱     40分
仁老浜〜灯台   35分
灯台〜仁老浜   30分

三角点

生里、三崎灯台方面

仁老浜

三崎灯台

御幸石

三崎灯台