丸笹山 1712m (2003.2.4)

土曜日から足が痛かった。塔ノ丸から、白くなった剣山系の稜線と三嶺を
見たかったが、無理はできないので、歩行距離の短い、丸笹山スノーシュー
トレッキングに決定。

つづら堂を過ぎたあたりから、雪道。第2ヘアピン過ぎに桑平登山口の標識。
(ここから歩いてこそ登山だなあ、私のはハイキングだなあと思う。)
スキー場も越え、チェーンをつけることなく、登山口の夫婦池に到着。
池は真っ白。凍った上に雪が積もっている。池だとは思えない感じ。
登山口には、高知ナンバーの車一台。

ありがたくトレースをたどって右側の道を歩く。雪はしまっているようだ。
スノーシューはなしでも大丈夫のような。
雪化粧したウラジロモミがきれい。
樹林帯を抜けると広い笹原に出た。笹は雪に埋もれている。トレースは風に
吹き飛ばされてナシ。上へ上へと進む。雪の下は凍っていてかたい。
吹雪に近い風。上から高知ナンバーの車の人達が降りてきた。高知弁で頂上を
左に少し下りたところに風の当たらない所があって段をつくっていると言って
くれたので、ありがたく私たちもそこで昼食にした。
剣山、次郎笈は雲でうっすらと見えたりかくれたり。塔ノ丸はだいぶ雪がある
ようだ。あこがれの三嶺もうっすらと見える。次郎笈は真っ白。丸石も白い。
待っても青空は出そうもないので、スノーシューでゆっくり下りる。
この山はなだらかな道が多いのでスノーシュー向き。ただ、横の傾斜は歩き
にくい。前に下山した2人の足跡がない。会った時、手に持っていたお尻に
しいてすべる、丸くて取っ手のついたそりのようなもの、それをお尻にしいて
すべったに違いない。お天気がいまいちでも、あの方たちは雪道を楽しんでいる。
私たちも動物のあしあとをたどったり、新雪の上を歩いたり、遊びながら下りた。
登山口まで下りると、夫婦池の上を歩いてみようということに。誰かの足跡も
あったから大丈夫かなと思って。池のまんなかまで行ってみた。池の上というのが
信じられない感じ。写真を写していると、急に晴れてきた。
白い雪がまばゆいほどに輝き、木々の影がのびる。

はっ、次郎笈は?急いで車に戻り、見の越方面に車を走らせた。ほどなく目の前に
剣山と次郎笈が。次郎笈の雪がおひさまに照らされて真っ白く輝いている。
すばらしい山容。剣山も貫禄ある姿。三嶺もはっきりと。
帰り、次郎笈の真っ白い山容が目に焼きついて離れなかった。

登山口まで  車2じかん30分
登り     1時間20分
下り     1時間

凍った夫婦池

剣山と次郎笈

赤帽子山

スノーシュー

池の雪を手でのけてみた

途中の看板、雪が深い。

塔ノ丸


剣山と次郎笈

塔ノ丸方面

2000年9月の丸笹山頂上