桑瀬峠  1451m (2003.1.21)

「どの山行く?」家を出ても行き先が決まらなかった。
 1.寒風茶屋〜伊予富士
 2.氷室の大瀧を見て、よさこい峠まで行き、伊吹山をスノーシューをはいて登り、
  しらさにおりてきて、瓶林をもどる案
  (元気があれば、瓶林を瓶が森まで歩いてみたい。)
 3.高速代を倹約して、剣山方面に行き、丸笹山か塔の丸でスノーシュートレッキング案
 …で、登山口まで2WDでも無難な?1案に決定。

 いつもは新寒風山トンネル手前を左に入り、旧トンネルに行くのだが、その道は、
 積雪、凍結のため通行止。新トンネルを抜けて、高知側から旧トンネルに向かう。
 トンネルを出ると、冬景色。一の谷やかたも風情がある。
 一の谷やかたを過ぎた所右手に「冠山・笹ヶ峰登山口」の札。一の谷越ルート?
 少し行ってチェーン装着。つららのすごい所を過ぎて、寒風茶屋着。
 (つららのもっとすごい所が旧トンネルを抜けてすぐにある。情報:ほうはしさん)
 登山口は車が一台もとまっていない。さみし。
 
 軽アイゼンをつけて出発。曇ってきている。上に行っても晴れていないだろう・・
 と、いきなり急登ですべり、よじのぼれない。上の天気はおいといて、登ることに
 集中する。夫に先に行ってラッセルしてもらう。トレースはなし。
 足がとられて、思うように進まない。山はとっても静か。枝の雪が落ちる音だけ。
 展望がきく所まで出ると、道がいよいよわからない。どこまでが道なのか、斜面の
 笹にズボッと入りそうになる。
 無事峠に着いたとおもったら、下から風が上がってきて、積もった雪を吹き上げる。
 雪も降っているのか、横なぐりの風雪。きびしい。立っていられない。
 伊予富士に行く道もわからない。寒風山ならと踏み出した足はズボッと雪に入り、
 一歩一歩、足を上げるのがたいへん。
 風の当たらない所に行き、昼食にした。
 今日はここまでにして、下山する。(私たちにはムリ)
 下山は、ズズッと雪をクッションにしながら。尻すべりもありで。早かった。
 雪が深くて、寒くて、白くて、ふぶかれて、霧氷がきれいだった雪山歩き。
 

 登山口まで  2時間30分
 登り     1時間20分
 下り     40分

桑瀬峠

桑瀬峠より寒風山方面

桑瀬峠下より伊予富士方面

冠山方面

霜柱

つらら(高知側)