寒風山 (2008.12.15)

朝早くから歩き始め、桑瀬峠で日の出をむかえた。
太陽が東の山の上に顔を出したと思ったら、白いガスがぱぁーっと上がってきて
何も見えなくなり、うすいオレンジ色の空気に包まれた。
枝に積もった雪もほんのり薄オレンジに染まっている。
ほんわりやわらかな空気に中に居るような、不思議な感じだった。
それからずっと太陽は雲の中。
高知側の木々は雪、愛媛側は霧氷。そのあいだの道を歩く。
下山まで、太陽はずっと雲の中。
白い雪、白い霧氷、白いガス、白い空、時おり舞う白い粉雪、白づくしの一日だった。

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