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scene33「でっかい図ぅ体して」

変装も見破れんのかァ〜ゴクツブシィ! 銭形のとっつぁんそのもののこのセリフは、変装したルパン。英士グスタフも騙されて当然の変装振り。しかし、流れ出て来た英士たちの勢いに押されて、ルパンもホンモノの銭形の方へ一緒に走って行ってしまう。このときのルパンの、変装マスクが剥がれたマヌケ顔が面白い。



scene34「ジャンプして天井に貼り付く」

英士隊と警官隊のもみ合いの間をくぐり抜けて、奥へと侵入するルパン。落とし穴の仕掛けに気付いて歩みを止める。そこへとっつぁんが飛び込んで来る。ルパンはヒョイッとジャンプして天井に貼り付く。



scene35「ウゴクナ!」

まんまと城の中に潜り込んだルパン。早くも不ぅ二子ちゃんと接触する。カッチュウの腕を使って不二子ちゃんをおどかす。おどかした後は、きちんと甲冑の腕を元の状態に戻す、几帳面なルパン。そして不二子からクラリスの居所を聞き出す。「北側の塔のてっぺんヨ。もっともとても入り込めないでしょうけどね。・・・。ドゥパン?」聞き終わった瞬間、もうそこにはルパンの姿はない。



scene36「フックを使ってやっと登り詰めた屋根で」

打ち上げ花火風のロケットの導火線に火を付けようとするが、ライターが付かない。予備のライターかマッチがないかポケットを探っていると、ロケットが転がり落ちる。数メートル下で辛うじて引っ掛かって止まったロケットを取りに降りて行く。え?フックを使ってやっと登ってきたのに、降りるのは素手なの?(素朴な疑問)



scene37「あらららららららららら・・・」

届きそうだったロケットがまた転がり落ちて行く。そのロケットを深追いするうち、屋根の斜面を恐ろしいほどの速度で駆け降りるハメに。屋根の後端で、ジャンプ!この時の効果音が楽しい。『シュ〜ワァ〜〜ン、スタンタタタトト シュ〜ウィ〜〜ン、ジャン!』北側の塔の下方に飛び付く。



scene38「今晩は花嫁さん。忘れものですよ〜」

一緒に逃げ出そうと言うルパンの言葉を、「お気持ちは有り難いのですが」と、信じようとしないクラリス。しかし、ルパンのマジックショーを見て何となく信じ始める、意外と単純な娘。このときクラリスに指輪が戻される(が、これはニセモノ)。それにしても、手品のネタとしてバラの花と万国旗を用意していたルパン。万が一これでも信じてもらえなかった場合に備え、内ポケットにハトやアヒルまでも仕込んでいたに違いない。



scene39「直立ポーズのまま自信満々で落下」

ちょっと楽しかったひとときが、伯爵の登場で一瞬にして緊張に変わり、例の暗殺集団に囲まれてしまうルパン。そしてとうとう、地獄の底に通ずる穴に落とされてしまう。しかし少しもあわてず、ポケットに両手を突っ込んだままニヒルに落ちて行く。慌てなかったその理由は、これらは全て計算ずくだったからか。



scene40「そのコに指一本触れてみろぉお」

いま目の前を落下していった筈のルパンからの「ァ聞ぃ〜ちゃったぁ〜聞ぃちゃったぁ〜」の歌声が。それが指輪から聞こえて来ることに気付いた伯爵、クラリスから指輪を強引に奪い取る。すると、指輪からピヨちゃんの顔がビヨヨ〜ンと飛び出し、「そのコに指一本触れてみろぉ、大事な指輪はコウだ!」の声とともに『パン!』と小爆発! こんな小さな指輪に、こんな大仕掛けが、どーやってぇ!?(って思いますよね。話としては面白いけど)



scene41「あ、ルパン! シンミョーにしろぉ〜」

穴に落ちてさんざん歩き回ってヘトヘトの銭形のとっつぁん。ルパンの「オ〜レも、おっことされたんだよォ。」の言葉にガックリ。ちょっとルパン、「ちょっくらゴメンよ」って言いながら、河上源之助を壊しちゃってるんですけど。まぁ、「とにかくじたばたしたって始まんね。おやすみとっつぁ〜ん。」



scene42「シマシマパンツが、ぷっかぁ〜」

ルパンは、自分が持っている指輪を奪いにヤツらが必ず来る事も当然知っている。そして、来た! が、ルパンととっつぁんは抜け殻。水中に逃げて行くテシタを追うルパン。まんまと地獄の穴からの脱出に成功。



scene43「ンホォ〜、ウォンまであるぜ〜!」

出て来たところは棺桶の中。そしてなぜか横には造幣工場。歴史の裏舞台、ブラックホールの主役「ゴート札」の心臓部だ。かつて本物以上と称えられた幻のニセ札。変な顔のナポレオンが印象的。



scene44「石像の馬の耳からも煙が」

紙幣に火を付ける。そして消火に駆け付けたヤツらを押し退け、放水(ホースい)ようのホースをたどって外に出ると、そこは礼拝堂。石像の馬(ホース)の耳からもなぜか煙が。



scene45「オートジャイロを奪うつもりだワ」

ルパンが城内をメチャメチャにしてしまったので、もう帰ることにした不ぅ〜二子ちゃんはクラリスの部屋にやって来る。ルパンはとっつぁんと一緒にオートジャイロを奪う。そしてクラリスを救ってトンズラ・・・の筈が。



scene46「ルパン、胸を撃たれる」

事態は一転して不利な状況に。伯爵とジョドーのマシンガンが、ルパンとクラリスに向けられる。「ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!」ちょっと今、クラリスの右足に当たりかけたって!「見上げた心がけだクラリス。」(ホンマやでぇ!)



scene47「またツマラヌモノを斬ってしまった」

と、そこへオートジャイロのとっつぁんが突っ込んで来る。不二子が飛び出し、重傷のルパンを抱きかかえ、オートジャイロにしがみ付く。不二子は自分のハングライダーで飛び去る。しかしルパンと銭形の乗ったオートジャイロは、しばらく飛んだ後エンジン不調で墜落。そして、あたかもルパンが飛んでくるのを知っていたかのように、次元と五右ェ門がちょうどいい場所にチンクェで待機していた。ピュ〜ンと、ロケット花火のように飛来してきたルパンの、火の付いた服を暫鉄剣で斬って脱がし、ルパンは見事にクルマの中にドサッと着地。 それでは皆さん御一緒にぃ〜、はいっ!
「また、ツマラヌモノを、斬って、しまった!」



scene48「高度に政治的な問題のため」

インターポールの本拠地に戻った銭形警部。事情を説明するが、高度に政治的な問題のため、いくらインターポールと言えども手も足も出せないということに愕然とする。



scene49「ヨォ〜オ、カールゥ」

「お前さん、どうしてその犬の名前を知ってるんじゃ。」ルパンから微かに香るクラリスの匂いを感じ、ルパンの側から離れようとしない黒犬はクラリスの愛犬カール。修道院に入る際にオンジィに託されたのだった。オンジィに託されたときには、微かに臭うヨーゼフの存在を感じてかなり吠えられたことだろう。



scene50「ウヘヘーイ! 12時間もありゃ
ジェット機だって直らぁー!!」

問題のこのセリフ。いや、私にとって問題なのですが、「ゼッペキだって直らぁー!!」って言っているとばかり思ってたのを、去年ぐらいに見た時にそれが間違いだと気付いたのでした。たしかにゼッペキは12時間では直らないよ。ただ、このシーンで特筆すべきは次元のセリフなのだ。「ほぉら言わんこっちゃねーや。洗面器か? ああ? なにぃ? へっ? ・・・食ったから寝るって。」やっぱりこの二人は「20世紀の名コンビ」です。



scene51「セピア色の思い出話」

「震える手で水を飲ませてくれたその指に、あの指輪が光っていた・・・。」でも指輪のサイズ、ぶかぶかだったでしょうね。って言うのはヤボ?



scene52「ルパンが相手なら天下御免でシュツドー」

手も足も出せないインターポール。打つ手がなく、酒をあおり酔い潰れかけている銭形のところに不二子から電話で「ルパンが相手なら天下御免で出動できるんでしょ」の激励を受け、「そーかぁ!その手があったぁ!!」と俄然活気付くとっつぁん。そうこなくっちゃぁ!



scene53「キャデラックで大司教さま登場」

このシーンで、この映画の中での次元による最高の”棒読み台詞”が炸裂。「あんりまぁ、おめーさまこの大司教さまでねぇっすか? あーやっぱしそんだ。ひとつこのヤギっコに祝福をくだせーませぇ。」だいたいこんな感じでこのシーンは終わるが、このあと大司教さまはルパンたちにハガイジメにされて身ぐるみ剥がされ、ロープでぐるぐる巻きにされるのである。



scene54「礼拝堂にオバケのルパン参上」

そして、礼拝堂。パイプオルガンの神々しい音色が響き渡り、黒装束の集団の突き出す剣のアーチをゆっくりと祭壇に向かって歩みを進める新郎新婦。薬を飲まされ、沈黙をもって意義なきことにされてしまうクラリス。「意義あり!」ルパンが出ました。実は、大司教さまはルパンの変装なのである。



scene55「警官隊の突入です!」

「出動ォ〜ッホ!!」の銭形の雄叫び。「ルパンは祭壇の下だぁ〜」(十手が唸る!)「ルパンめー ルパンルパンー! おおー何だここは。まるで造幣局ではないかぁ。んん、そこにあるのはー、ありゃーニッポンの札、これはニセ札だぁー (わざとらしくやりおって!)見てくれ〜、世界中の国のニセ札だぁ。ルパンを追っててとんでもないものを見つけてしまったぁ。どぉーしよう。」



scene56「城壁で応戦する次元と五右ェ門」

クラリスのセリフ。「皆さん、どうかお気を付けて。次元さまも(ここで次元のくわえタバコが落ちて、アゴヒゲの上に乗っかる)必ず無事に戻って下さいね。御恩は一生忘れません。」「可憐だぁ」とつぶやいて照れる五右ェ門。そこへ追っ手が来て、「テヤアァァァァァーッ!!(ザカザン!←三味線のSE)今宵の暫鉄剣は一味違うぞ。」今斬ったものはツマラヌモノではなかったらしい。



scene57「昔から私の家に伝わっている言葉です」

ヒカリトカゲヲ・・・すり減ってて良く読めないなぁ。「光と影を結び時告ぐる高き羊の陽に向かいしまなこに我を納めよ」昔から私の家に伝わっている言葉です。そんな暗号にも何にもなっていない言葉を代々受け継いで、今までよくぞ宝物が見つからなかったものです。



scene58「マシンガンのお約束」

そこへ、またもや伯爵とその家来がやって来ます。マシンガンを撃って来ますが、もちろんセオリーどおりマシンガンは一発たりともルパンたちには当たりません。マシンガンというものは、味方が敵のザコたちに向けて撃つ場合には百発百中で、敵が撃って来る場合には単なる効果音でしかないというのが、昔から劇画に伝わっているお約束です。



scene59「おじさまぁーっ!!」

ここでも「お約束」は守られます。黙って逃げればいいものを、「おじさまぁーっ!!」の一言で事態を悪い方へ悪い方へと展開させ、テレビ画面の前にいる私たちのマバタキひとつ許しません。オシッコを我慢していたことさえ忘れてしまう勢いでストーリーをフル展開してきます。



scene60「フィンガー・ミサイルが最後の切り札」

いつしかルパンから「カリ公」というアダナまで頂戴している伯爵の取って置きの切り札とは、永井豪もビックリのフィンガァー・ミサイ〜ルッ!!さぞかし指が熱かっただろう。(このコーナーは上げ足取りが目的ではいんですが・・・)



scene61「まさに人類の宝ってやつさ」

伯爵が自滅したあと、城壁が崩れて湖の水が流れ出し、湖底から出現したローマの町並み。「オレのポケットには大き過ぎらァ。」などと言ってはいますが、ルパンが今回ターゲットにした「お宝」とは、カリオストロの財宝ではなく、クラリスとの思い出だったのかもしれません。



scene62「こわーいおじさんがいっぱい来たからね〜」

ここで銭形の名ゼリフ。「くそ〜、一足遅かったかぁ。ルパンめ!まんまと盗みおってー。」 そしてクラリス。「いいえ、あの方は何も盗らなかったわ。私のために戦って下さったんです。」「いやぁ!やつァとんでもないものを盗んで行きました。・・・あなたの心です。」「!、はい。」「では失礼します。ルパンを追えぇぇーっ、地の果てまで追うんだぁ〜〜ッ!」 思わずオンジィも、「何と気持ちのいい連中だろう」と付け足します。この超大作の、とってもすがすがしいラストシーンでした。



scene63「ルパン見てぇ、アタシの獲物っ!」

「ワーッ、ワーッ、お〜友だちになりたいわぁ」これは昔懐かしの流行語ですね。しかしルパン、いや山田康雄の喋り口は飽きがきません。「あら、あららららー。ちょーちょちょぉ〜っと、お待ちなさいっ・てばぁ〜あ」 ね。文章を見るだけでも、あの声が耳に浮かぶでしょ。



scene64「いーっけねぇ、またとっつぁんだぁ」

「ルパァーン、今度こそ逃がさんぞぉ〜!」ルパン一味のチンクェチェントと、埼玉ナンバーの銭形のパトカー、そして警官隊のトラックが港町へと消えて行きます。

「ルパン三世カリオストロの城」がDVDで発売されるそうです。これからも年月を重ねる度に、これがホンモノの「永遠の作品」であったということを実感して行くことでしょう。