ステレオ写真
九の段
カニッツァの遮蔽・の巻き
左右の画像が入れ違っていた場合(これは、交差法配置のステレオ写真を平行法で見た場合、あるいはその逆の場合に相当します)、通常の写真では「凸凹が反対の変な像」と見えますが、特殊な場合には、全く別の物に見える事があり得ます。
例によって、サンプルをご覧下さい。
交差法または平行法で上下同時に見てください
”交差法”、”平行法”のどちらで見て頂いても同じ効果が得られるはずです。同じ図の左右を入れ替えただけで、片方では四角が描かれていると見えて、一方では丸が描かれていると見えます。手前に見える物を遮蔽物とみなし、奥に見える物を背景とみなす現象で、これは「カニッツァの遮蔽(現象)」と呼ばれています。
実際の写真ではこの現象が見られるセットは殆どありませんが、以下に提示する写真は、ある被写体が手前に見えるか後ろに見えるかによって異なる物に見える一例と言えるかも知れません。
交差法または平行法で上下同時に見てください
竹林の前のすだれ?それとも後ろの壁? どちらでしょうか。
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(未完)
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