期日
2007年の成績(入賞のみ)
1月6日

〜1月8日

『平成19年昇龍旗争奪全国選抜少年剣道大会』

祝 入賞 宇賀(映)君(小6個人の部:第2位)

     宇賀(俊)君(中2・3個人の部:第3位)

     佃(隼)君(小6個人の部:敢闘賞)

1月6日(土)〜8日(月)にかけて、『平成19年昇龍旗争奪全国選抜少年剣道大会』が水島緑地福田公園体育館(倉敷市)で開催されました。この大会の結果については、既に高知新聞のスポーツ欄にも掲載されましたが、標記のとおり、個人の部では高知県勢初となる上位入賞を果たすことができました。

本大会は、夏の全国大会(日本武道館)に匹敵するぐらいレベルの高い、そして参加人数の多い大会で、“冬の全国大会”という位置付けをされている大会です。今大会には、低学年144、小学生208、中学生160、合計512チーム、約2500名を超える選手が出場しました。小・中学生ともに全試合1本勝負で行われるのも本大会の特徴で、当部は、これまでに平成17年大会の低学年団体の部で第3位に入賞し、平成18年大会では、中学2・3年個人の部で山田(博)君(現高知高1年)が敢闘賞(ベスト8)に入賞しています。

大会初日の7日(日)は、団体戦が行われ、当部からは、低学年1、小学生2、中学生1の合計4チームが出場しました。

まず、208チームが参加した小学生の部です。Aチームは、坂本龍馬旗大会での優勝もあり、優勝候補の一角に名前を挙げられおり、2回戦からの出場でした。初戦は4−0と快勝しましたが、続く3回戦では接戦になりましたが、先鋒:佃君、中堅:宇賀(映)君が勝ち、2−0で勝利しました。しかし、4回戦では、初対戦の相手に、先鋒・次鋒と引き分けた後、中堅・副将と負けてしまい、トータル0−2で敗れてしまい、上位入賞はなりませんでした。

またBチームは、初戦で、先鋒・次鋒が負け、中堅が引き分けた後、副将:澤田君、大将:亀川君がそれぞれ勝ち、2−2の代表戦にもつれ込む接戦となりました。こちらは副将:澤田君、相手チームからは先鋒の選手が出てきました。相手の出足が鋭く、最後は面を取られて負けてしまい、初戦で敗れてしまいました。

低学年チームは、今回は団体戦のみで3人での出場となりました。初戦で1−3で敗れましたが、負けてすぐ帰るのではなく、上級生の応援をしたり、全国のトップレベルの試合を見学したりと、貴重な経験をしたと思います。これからの稽古に是非生かしてほしいと思います。

一方、中学生チームは2回戦から登場し、初戦の2回戦を4−1で勝ち、続く3回戦でも2−0で辛くも逃げ切り、4回戦に勝ち上がりました。しかし、4回戦では、序盤から相手ペースで試合が進み、トータル0−4で敗れてしまいました。

一方、2日目には、個人戦が行われ、前日の団体戦のうっぷんを晴らすかのように、当部の部員がよくがんばりました。

まずは、448名が参加した小学6年生の部において、宇賀(映)君が第2位、佃君が敢闘賞(ベスト8)に入賞することができました。宇賀(映)君は、試合順が100試合目と6年生の中では出番が一番遅く、加えてトーナメント表の下側にあったために、3回戦からは5試合連続で試合をするという、非常に厳しい状況でしたが、緊張の糸を切らずによくがんばりました。試合進行の都合で、決勝戦進出が決まった後も、30分以上待ち時間ができるなど、決勝戦に向けての気持ちの持続も難しかったと思います。決勝戦は、1月3日の遠藤杯大会(松山市)で個人優勝した加納選手(砂山)との対戦となり、面を打って出たところを相手が後ろに引いてあまして小手を打たれ、負けてしまいましたが、1つのコートで多くの観衆が見守る中で、試合をしたことは大きな経験になったと思います。また佃君は、6年生の中で最も厳しい組み合わせになっていましたが、気迫のこもった試合を展開しました。特に、3回戦からは次々と他県の強豪選手を破り、準々決勝に勝ち上がることができました。準々決勝では、互角の攻防が続き、試合の終盤に面の相打ちとなり、微妙な判定になりましたが、相手に旗が3本上がり敗れてしまいました。このほかにも、片岡君も5回戦まで勝ち上がる健闘を見せるなど、あちらこちらで当部の選手の活躍が見られました。

 352名が参加した小学5年生の部においては、宇賀(泰)君が4回戦、松原君が3回戦まで勝ち上がりましたが、もう一歩上位には届きませんでした。また来年に期待です。

 一方、304名が参加した中学2・3年生の部では、宇賀(俊)君が第3位に入賞することができました。特に、4回戦からは他県の強豪選手との対戦が続きましたが、気持ちを持続させてよく勝負しました。最後の準決勝での花田選手(東松舘)との対戦は、初太刀で決められ、あっという間に終わってしまったのが残念でしたが、高校受験のため、週1回の稽古でよくがんばりました。このほかにも、森君、山田君が3回戦まで勝ち上がりました。また、208名が参加した中学1年生の部では、小松君が4回戦まで勝ち上がる健闘を見せました。

 この大きな大会で、このような上位入賞の成績を残すことができたのは、当部にも地力がついてきたということだと思います。この結果に満足することなく、これからも上を見て精進していきたいと思っています。

1月14日

『第34回阿土少年剣道錬成大会』

祝 優勝  野市少剣チーム(小団体)    3部門制覇!!

       澤田(幸)君(小6年個人)

       今西(悠)君(小3年個人)

祝 入賞  野市スポーツチーム(小団体:敢闘賞)

       松原(純)君(小5年個人:第2位)

       出張(巧)君(小4年個人:第2位)

       浜渦(勇)君(小3年個人:第3位)

 1月14日(日)に木頭体育館にて、『第34回阿土少年剣道錬成大会』が開催されました。今回は同体育館の新築落成記念も兼ねており、徳島県から27チーム(小学生15、中学生12)、高知県から7チーム(小学生5、中学生2)が参加しました。

 その中で、野市少剣チームが接戦を制し、初の優勝を飾りました。特に決勝戦は、徳島の強豪徳島至誠館と対戦し、0−0のまま代表戦にもつれ込む大勝負となりました。先鋒:佃君と相手の中堅の選手との代表戦は、序盤危ない場面もありましたが、最後は見事な小手が決まり、勝負を決めることができました。基本打ちどおりのすばらしい小手打ちでした。また、野市スポーツチームも準々決勝で徳島至誠館に0−2で敗れましたが、敢闘賞を受賞しました。

 一方、午前中に行われた個人戦では、5名が上位入賞を果たし、これまでにないすばらしい結果を出すことができました。

まず小学3年の部では、上位4人に高知至誠館と当部が各2名ずつ入り、高知県勢どうしの戦いとなりました。準決勝の1試合目、今西君は長い試合となりましたが、終始気持ちを切らずしぶとく粘り、最後は素晴らしい飛び込み面を決めて勝ちました。2試合目、浜渦君は立ち上がり1本先取されましたが、途中取り返し、延長戦となりました。軽快な足裁きで攻める場面が見られ、いい試合展開でしたが、最後は面に行ったところを胴に返され、敗れてしまいました。決勝戦では、今西君が開始早々に小手を決めて、そのまま勝ち、優勝を飾りました。

 また4年生の部では、出張君が準決勝で見事な飛び込み面を決めて勝ち、決勝戦に勝ち上がりました。しかし、決勝戦では、終始相手選手のペースで試合が展開され、2本負けを喫し、第2位となりました。

 同じく5年生の部でも、松原君が準決勝で見事な小手打ちで勝ち、決勝戦に勝ち上がりましたが、決勝戦では、相手選手に鍔競り合いから一瞬の隙を突かれて引き胴を決められ、1本負けを喫し、第2位となりました。

 一番遅くに始まった6年生の部では、澤田君が昨年に引き続き順調に勝ち上がりました。準決勝では、高知県どうしの対戦となり、細かに動く相手に少々苦戦しましたが、思いきりのいい飛び込み面が決まり、決勝戦に勝ち上がりました。決勝戦でも高知県どうしの対戦となり、延長戦を繰り返す長い試合となりました。前半、押され気味でしたが、相手選手の得意とする小手技をうまくかわして面に返すなど、いい動きを続け、後半からは、攻め入って相手の手元が浮いたところを逆胴に行くなど、いい攻めを出し、最後は体育館中に音が響き渡るぐらいの逆胴が見事に決まり、優勝を決めました。これまで真面目に稽古を積み重ねてきた成果が出たように思います。あたたかく見守ってこられたお母さんの目の前で、また澤田君自身の誕生日を祝うかのごとく、すばらしい優勝でした。

 

2月24日

〜2月25日

『第4回三劒杯争奪少年剣道個人錬成大会』

祝 入賞 宇賀俊輔君(第2位:中学2・3年男子)

『第33回関西選抜少年剣道優勝大会』

祝 入賞 野市町スポ少剣(第3位:中学団体)

      野市町スポ少剣A(敢闘賞:小学団体)

2月24日〜25日に、岸和田市総合体育館にて上記の2大会が、近畿地区を中心に、東は愛知・岐阜、西は広島・高知まで、1700名を超える選手が参加して盛大に開催されました。当部は、昨年から参加していますが、1月の「昇龍旗大会」(倉敷市)に次ぐ大規模な大会で、高知県からの参加は野市だけでしたが、高学年の部に2チーム10名、中学校の部(3人制)に1チーム4名が参加しました。

既に、高知新聞スポーツ欄に試合結果が掲載されましたが、個人戦では、中学男子2・3年生の部において、宇賀(俊)君が第2位に入賞し、団体戦でも、中学校の部において、当部の中学生チームが第3位、小学校においてもAチームがベスト8に勝ち上がり、敢闘賞を受賞しました。本大会での上位入賞は、団体・個人ともに高知県勢初の快挙であり、次回からのプログラムに名前が掲載されるようになりました。また、各団体から1名選出できる奨励賞は、個人戦でベスト16に進出した出張君が受賞しました。

初日に行われた「三劒杯大会(個人戦)」では、小学校5部門、中学校3部門で個人戦が行われました。

中学校の個人戦については前述したとおり、宇賀(俊)君が準優勝を飾りました。宇賀(俊)君は、準々決勝を判定で勝つと、続く準決勝では延長戦の末、面を決めて勝ち、決勝戦に進出しました。決勝戦では、小学校から何度も剣を交えてきた山下選手(香川:光龍館)と対戦し、五分五分の試合展開でしたが、終了間際に小手を先取され、そのまま1本負けとなりました。山下選手とは昨夏の四国大会で対戦して、その時は2本勝ちしていましたが、取られた小手はさすがと思わせる技でした。ただ、準決勝〜決勝戦と、小学校時代に日本武道館での全国大会で上位入賞した選手と互角に試合ができたことは大いに成長を感じましたし、うれしく思いました。

小学校の個人戦では、小学4年生の部で、出張君が6回戦(ベスト16)にまで勝ち上がる健闘を見せました。出張君は、大きな大会での経験がまだ少ない中で、先日の岡山での稽古会でも積極的な試合を展開していましたが、この日も一戦一戦よく考えて試合をしていました。最後の試合でも、先に面を取りリードしていながら、2本取り返されるなど、惜しい試合展開でした。日々の稽古の中で、指導者の注意に必ず「ハイ」という元気な声で返事し、まじめに稽古に取り組む姿が好結果につながっていると思います。一方、「昇龍旗大会」に引き続いて上位入賞を期待していた6年生は、福本君・宇賀(映)君の5回戦進出(ベスト32)が最高で、今回は上位入賞を果たすことはできませんでした。

力的にはそんなに差はないように思われますが、打たれたところは、なぜ打たれたのか?自分なりに原因を追求して、次回の水戸大会に備えていきましょう。また5年生は、今回は松原君の4回戦進出が最高でしたが、内容的には、少々物足りなさを感じました。大きな大会に行けば、いろんな剣風の選手がいますが、自分の持ち技を発揮して、果敢に挑んでいく試合を展開していってほしいと思います。

翌日に行われた「関西選抜大会(団体戦)」では、小学校低学年96、小学校123、中学校115、合計334チームが出場しました。

当部の中学生チームは、このメンバーで試合に参加するのは、中学校最後ということもあり、全選手とも気合が入っていました。初戦を不戦勝ちした後、2回戦では前々回大会で優勝しているチームを3−0で破り、3回戦も2−0で勝ち、4回戦では1−1のポイント2−1の本数勝ちで競り勝ち、準々決勝も2−0で勝ち、初の準決勝に進出しました。準決勝では、優勝した双龍館(愛知)と対戦し、先鋒戦引き分けの後、中堅戦で何とか1本負けでしのぎ、大将に望みをつなげましたが、引き分けてしまい、0−1で敗れてしまいました。途中、中堅:森君がすばらしい面を打ちましたが、審判の旗が上がらず、非常に残念でした。ただ、中学生チームの県外大会での上位入賞は、当部にとっても初のことであり、強豪チームを下しての第3位入賞は立派でした。

 また2チームが参加した小学校団体戦では、まずBチームが初戦で、先鋒:宇賀(泰)君、次鋒:松原君が連勝し、うちの勝ちパターンになりましたが、中堅戦で2本負けしたことで相手チームが勢い付いてしまい、副将戦で1本先取されながらも出張君が取り返し何とか引き分けましたが、大将戦で2本負けを喫してしまい、2−2のポイント4−5の本数負けとなりました。勝利まであと一歩というところでしたが、惜しい試合となりました。

一方、Aチームは、初戦は前3人が連勝し3―0で勝ちましたが、2回戦は、非常に苦戦しました。先鋒戦から、なかなかタイミングが合わず、やりにくい選手ばかりで、0−0のまま代表戦にもつれ込みましたが、最後は福本君が会心の面を決め、勝利しました。続く3回戦では2−0で勝ち、いよいよ4回戦、大阪の強豪、小曽根剣友会との対戦になりました。12月の「坂本龍馬旗大会」以来の対戦でしたが、先鋒・次鋒と引き分けた後、中堅:宇賀(映)君が絶妙の相小手面を先取し、その後相手の場外反則2回で2本勝ちを収め、1−0とリードして後半につなげました。副将戦では、前回2本負けしている選手に西内君がよく踏ん張り、途中惜しい技もありましたが、終了間際に面を取られ1本負けし、それでも1本有利な状態で大将戦になりました。大将戦では、福本君がこれまでの試合経験を生かし、うまく相手の動きを裁いて引き分けて、勝つことができました。続く準々決勝では、岐阜の強豪、明珠館道場と対戦しました。9月の「八百津大会」では、明珠館Bと対戦し優勝しましたが、Aチームとの対戦は初めてでした。5人の選手の中には、Bチームの選手も入っていたようですが、開始早々、先鋒戦でまさかの2本負けを喫してしまい、最悪のスタートとなりました。次鋒戦でも引き分けて、マイナスムードの中で迎えた中堅戦でしたが、中堅:宇賀(映)君がその役目を十分に果たし、会心の払い面を決めて先取した後も、気持ちを緩めず、相手の技を裁いて引き面を決めて2本勝ちを収め、1−1のタイにして後半につなぎました。副将戦では、引き分けになるかなと思われた終了間際に面を取られ、1本負けをしてしまい、1−2で大将戦になりました。ポイントは、1本差だったので、まずは代表戦を狙って行くように伝えて福本君を送り出しましたが、相手の大将が一枚上手でした。1本狙っている福本君の気持ちをうまく読み取り、その出ようとするところを小手2本決められました。今度は、同じようなことを野市の子どもたちにもやってほしいと思うぐらいすばらしい小手技でした。明珠館道場に敗れはしましたが、うちの選手がミスをしたというよりは、相手の攻めが一段上手だったと言える内容でした。しかし、県外大会に来て、全国的にも有名な他県の強豪道場とがっぷり四つで試合を展開していけるようになった高学年チームを見てうれしく思いました。ベスト8以上になると、チーム間の力の差はほとんどなく、ちょっとした攻めの工夫などで勝敗が決していました。次回の水戸大会に向けて、私自身もまた元気が沸いてきました。上位入賞めざして、また練習に励んでいきたいと思っています。

4月29

『第2回香美市体力つくり少年剣道錬成大会』

祝 準優勝  野市少剣(小団の部)

『第16回高知県スポーツ少年団総合交流大会(剣道の部)』

祝 入賞   野市スポ少剣(低団の部:第3位)

4月29日(日)に、平成19年度の県内大会がスタートとなる標記の大会が開催されました。当部は今年も低・高学年に分かれて、2つの大会に出場し、上位入賞を収めることができました。私自身が勤務のため試合会場で選手の傍にいることができず、ご迷惑をおかけしました。私も職場で試合結果の報告をドキドキしながら待っていましたが、まずは、日頃の稽古の成果を出し、両大会で上位入賞を果たすことができたことはよかったと思います。

まずは、高学年チームが出場した『第2回香美市体力つくり少年剣道錬成大会』(大栃高校体育館)です。旧物部村が開催していた大会が、昨年の合併を機に大会名を変更し、今回で第2回目を迎えました。昨年度は、小学校団体の部で、本大会で初の団体優勝を飾り、中学校の部でも団体・個人ともに野市が優勝し、幸先のいいスタートを切りました。今年は、当然連覇を目指して参加しました。

開会式後に行われた個人戦には、38名が参加しました。当部からは主将の宇賀君が出場し、初戦を判定勝ち、次の3回戦を面の1本勝ちで準々決勝に進みました。しかし準々決勝では、1−2の判定で敗れてしまい、上位入賞を逸しました。途中、惜しい技もあったようですが、判定ありの試合では2分間の中で少ないチャンスをいかにとらえるかが大きなポイントです。今回の宇賀君だけでなく、他の選手も頭に入れておいてほしいところです。

一方、25チームが参加した団体戦では、初戦は、次鋒:松原君、中堅:西岡君、副将:宇賀君が連勝して3−0で勝ち、続く準々決勝は接戦となりましたが、副将:宇賀君が2本勝ちしたところで勝負を決めて、2−2の本数5−4の1本差で勝つことができました。準決勝では、先鋒:出張君、次鋒:松原君がそれぞれ1本勝ちを収め、中堅が1本負けしたものの、副将・大将が引き分けてそのまま逃げ切りました。前半の2勝が大きな勝因でした。いよいよ、連覇を目前に臨んだ決勝戦では、先鋒・次鋒と引き分けた後、中堅:西岡君が見事な面を決め1本勝ちし、副将が引き分けて、1−0とリードして大将戦になりました。通常であればうちの勝ちパターンですが、大将:亀川君が引き胴を決められ1本負けを喫し、代表戦となりました。代表戦は、相手の大将と副将:宇賀君の対戦となり、面に出たところを小手に押さえられ、惜しくも連覇はなりませんでした。いろんな剣風の選手がおり、今回のように横から小手を打ってくる選手にどう勝つか、宇賀君にとってはそれが課題です。ただ、今回の結果で、今年も十分に戦えることが実証されましたから、これからも大いに自信を持ってがんばってほしいと思います。

 次に、十津小学校体育館で開催された『第16回高知県スポーツ少年団総合交流大会(剣道の部)』です。今回は、低学年の部に1チーム出場しました。乾先生に引率していただきましたが、保護者の方から逐一メールで報告をいただき、助かりました。初戦は、先鋒:今西君、中堅:真柴君が勝ち、副将:恵美須君が引き分けたところで勝負を決め、大将が敗れたものの2−1で勝ちました。続く準決勝では、先鋒:今西君が1本勝ちし、次鋒:岡田君が引き分けていい感じで中盤に進みましたが、残り3人が1本負けを喫し、1−3で敗れました。大将:浜渦君が1本勝ちすれば代表戦というところでしたので、惜しい試合となりました。ただ、先鋒:今西君の奮闘でチームを引っ張り、第3位に入賞したことは大きな収穫でした。初めて参加した次鋒:岡田君も2引き分けとよくがんばりましたし、中堅:真柴君も公式戦初勝利を果たしました。低学年の部がある大会がこれから続きますから、しっかりがんばってほしいと思います。

6月3日

『第29回高知県少年剣道錬成大会』

祝 優勝 宇賀泰輔君(小高個人)

祝 入賞 野市町スポーツ少年団剣道部(小高団体:第2位)

     今西(悠)太君(小低個人:第3位)

 本年度の全日本剣道道場連盟主催の全国大会予選が、6月3日(日)高知県立青少年センターで開催され、県下各地から500名を超える少年・少女剣士が参加しました。その中で、野市の子どもたちはよくがんばり、標記の成績を収めることができました。

 まず、開会式では、福本君(野市中1年)が、全日本剣道道場連盟より優秀団員表彰を受賞しました。主将として、部員の先頭に立って、がんばってきたことを高く評価されたものです。そして式の最後には、主将の宇賀君が選手宣誓を行いました。少々早口になってしまいましたが、まずまずだったと思います。

31チームが参加した小学校高学年団体の部では、3年連続の優勝を目指して試合に臨みました。昨年の結果から、当部は第1シードになっており、1回勝てば全国大会出場が決まるようになっていました。初戦は、全体的に少々硬さが見られましたが、次鋒〜副将までが連勝し、3−0で勝ち、無事に全国大会出場を決めました。続く準々決勝では、先鋒戦引き分けの後、次鋒:松原君、副将:宇賀君が勝ち、2−1で競り勝ちました。大将戦の結果次第では、逆転される可能性もありましたが、大将:亀川君がよく踏ん張ってくれました。次の準決勝では、次鋒:松原君、中堅:西岡君が連勝し、楽勝かと思われた矢先に、副将が1本負けを喫し、逆に危ない流れになってしまいました。しかし、ここでも大将:亀川君が必死に踏ん張って1本負けでこらえて、代表戦につなぐことができました。代表戦では、副将:宇賀君と相手の大将との対戦となり、息詰まる試合となりました。お互い譲らず延長戦に入り、宇賀君が相手の起こりをとらえて面を決め、何とか決勝戦進出を決めました。3年連続となった決勝戦では、4月の香美市大会と同じチームとの対戦となりました。相手チームも準決勝戦を代表戦で勝ってきており、気持ち的にはうちと同じでした。先鋒戦では、出張君がよく攻め、相手選手と引き分けました。相手チームのポイントゲッターと引き分けたことで試合の流れがうちに寄ってきました。続く次鋒戦では、この日好調だった松原君が優勢に試合を進めましたが、小手打ちが中途半端になったところで面を打たれて、1本負けとなりました。1本先取された後は、相手選手が急にコート内を回りだし、逃げまわられ思うように攻めきれませんでした。中堅戦では、香美市大会で勝っている西岡君に期待がかかりましたが、相手の動きがよく、2本負けをしてしまい、非常に厳しい状況となりました。そして副将戦では、案の定、相手選手が鍔競り合いでの“くっつき攻撃”に出てきて、やりにくい試合になりましたが、宇賀君が何とか1本取り、もう1本取りに行き、惜しい技もありましたが、制限時間となり1本勝ちでした。2本勝ちをしなければならない非常に厳しい状態で大将戦を迎えました。大将:亀川君も果敢に攻めて行きましたが、引き分けてしまい、惜しくも1−2で敗れ、第2位となりました。4月の香美市大会同様、悔しい結果となりましたが、選手たちは、これまでの先輩たちのがんばりに少しでも近づこうと必死にがんばりました。その気持ちがヒシヒシと伝わってくる試合内容でした。小学団体の全国大会出場は、7年連続7回目となりました。

また、64名が参加した小学生男子個人の部には、宇賀君と松原君が出場し、宇賀君が見事優勝を飾り、昨年の福本君に引き続き、全国大会の個人出場を決めました。宇賀君は、初戦こそ制限時間内に終わりましたが、それ以降は延長戦にもつれ込む接戦ばかりでした。2・3回戦は、延長戦で面を決めて勝ち上がりました。そして、準々決勝は非常に長い延長戦となりましたが、最後は相手の出鼻を小手に押さえて勝つことができました。準決勝も延長戦になりましたが、開始直後に面を決めて勝ちました。決勝戦では、昨年の夏季大会同様、八松選手(修心館)との対戦となりましたが、ここでも面打ちが冴え、1本勝ちを収めました。松原君も厳しい組み合わせの中、強豪選手を破り、準々決勝まで勝ち上がりました。準々決勝では、準優勝した八松君から面を先取するなど、地力のついてきたところを見せてくれました。個人の全国大会出場は、当部としては、平成15年の宇賀俊輔君(現土佐高1年)、平成18年の福本裕大(現野市中1年)に次いで3人目の快挙です。

この大会に向けて、高学年選手は、大会前の月曜日に光龍館道場(香川)に出稽古に行き、体力的にもしんどかったと思いますが、本当によくがんばりました。火曜日と金曜日には、中学生も稽古に来てくれて、胸を貸してくれました。私からは何も連絡していませんでしたが、中学生が稽古に来てくれたことは、うれしいことでした。稽古後には、先輩たちからの励ましの言葉もあり、選手たちはまたやる気が沸いてきたと思います。このような先輩と後輩の関係をこれからも大事にしていってほしいと思います。

 小学校低学年団体の部には、21チームが参加しましたが、当部は4人での出場となりました。初戦の2回戦は、先鋒:今西君、次鋒:恵美須君、副将:浜渦君がそれぞれ勝ち、3−1で準々決勝に勝ち上がりました。準々決勝では、先鋒:今西君が勝った後、次鋒・中堅と連敗し、副将戦までで勝負がついてしまいました。中堅戦で真柴君が先に1本取っておきながら逆転されたのが非常に惜しい試合でした。しかし、恵美須君、真柴君は試合経験が少ないにもかかわらず、よくがんばりました。4人で勝つことは非常に難しいですが、他のチームと比べても、そんなに力の差はなかったように思いましたので、次回もがんばりましょう。

また、54名が参加した同個人の部には、今西君と浜渦君が出場し、今西君が第3位に入賞しました。今西君は学校の授業中に左手の指にやけどをしてしまい、大会前に稽古ができない状況でしたが、手が使えない分、すり足などの練習をこなし、試合に臨みました。早く治して、またがんばってほしいと思います。浜渦君は、1回戦で面に出たところで小手を打たれてしまい、初戦突破はなりませんでした。小柄な相手でしたが、相手が小手をねらっているところへ面を打っていってしまっては勝てる試合も勝てなくなります。今後、気をつけていきましょう。

 最後に、中学校団体の部には34チームが参加しました。今回、家庭の都合で2名が欠場になり、3名での出場でした。初戦で0−3で負けてしまいましたが、先鋒:小松君(学芸中2年)、中堅:澤田君(高知中1年)、大将:山田君(高知中3年)とも、積極的に攻めてがんばりました。また、78名が参加した同男子個人の部には、山田君と小松君が出場しました。山田君は4回戦(ベスト16)まで勝ち上がりましたが、惜しくも敗れてしまいました。小松君は、3回戦で敗れましたが、県下のトップクラスの選手と試合できたことはいい経験になったと思います。

また、当部出身の中学生がいる野市中学校も、森君を中心に健闘し、団体の部で第3位に入賞し、全国大会出場を決めました。今年から野市中学校が連盟に正式登録したため、今後は野市中学校のチームとして出場することになりますが、前述の高知市内の中学生とともに、それぞれの学校でまたがんばってほしいと思います。

6月17日

『第47回高知県武道室戸大会』

祝 優勝    野市少剣(小高団体)   3連覇!!

祝 入賞    宇賀(泰)君(小高個人:第2位)

       浜渦(勇)君(小低個人:第2位)

       野市少剣(小低団体:第3位)

  6月17日(日)に県立室戸体育館にて『第47回高知県武道室戸大会』が開催され、県下各地から約400名の小中学生剣士が参加しました。当部からは、低・高学年の部に1チームずつ、11名の選手が参加しました。

  その中で、小学校高学年団体の部において、当部の高学年チームが決勝戦で2−0で勝ち、新チームになって初の団体優勝を果たしました。決勝戦の相手チームとは、香美市大会、道連県大会ともに決勝戦で敗れていましたが、3度目の対戦でようやく勝つことができました。今回の優勝で、本大会3年連続5回目の優勝となり、平成14年度に初優勝して以来、ここ6年間で5回優勝したことになりました。

当部は2回戦から出場し、初戦及び準々決勝を、中3人で勝負を決めて3−0で勝ち、準決勝に勝ち上がりました。準決勝では、先鋒:出張君が引き分けの後、次鋒:松原君が1本勝ちし、中堅:西岡君、副将:宇賀君ともに引き分けて、1−0で大将戦を迎えました。ここで、大将:亀川君が何とか1本負けで相手の攻めをしのぎ、道連大会同様、1−1の代表戦になりました。相手は、先鋒の選手が出てきて宇賀君との対戦になり、延長戦に入った直後に、相手が小手から面に打ってくるところをあまして面を決め、勝負を決めました。決勝戦では、先鋒:出張君がうまく相手の技をかわして引き分けた後、次鋒:松原君、中堅:西岡君も引き分けて、残り2人に勝負をつなげました。副将:宇賀君は、相手選手の動きをよく見て試合を進め、終盤に面を決めて1本勝ちして、大将につなぎました。相手の大将は、前の準決勝戦で、0−1から2本勝ちして代表戦にもっていくなど、非常に気合のこもったいい試合を展開しており、“これはやばいかな”と内心思いました。ただ、相手選手が全体的に小手技が多かったことから、小手を注意するように伝えてありました。予想通り、開始早々、相手が小手に来たところを見事に面に返して亀川君が1本を決めることができました。この大舞台で、完璧に応じ技を決めることができたのは、日頃の練習の成果だと思いました。その後、今度は鍔競り合いから引き面を打つのに必死になってしまい、無理に後ろに引く場面が見られ、逆に相手に引き胴を打たれた場面もあり、少々心配しましたが、そのまましのぎきり1本勝ちで、トータル2−0で勝利しました。

同個人の部には、宇賀君が出場しました。先日の道連大会ほどの好調さはありませんでしたが、初戦から順当に勝ち上がり、決勝戦では、道連大会と同じ選手との対戦となりました。お互いの攻防があり、試合中盤で、鍔競り合いで足を止めたところをかつぎ引き面を決められ、そのまま1本負けを喫してしまい、第2位に甘んじました。普段はあまり打たれないところですが、足を止めてしまったらどうなるかということがよく分かったと思います。来る全国大会に向けて、もっと詰めを厳しくしていき、確実に勝てるようにがんばってほしいと思います。

今回の団体優勝は、5人の選手がそれぞれのポジションの役目を果たした結果であり、厳しい稽古を積み重ねてきた成果だと高く評価しています。先鋒:出張君は毎回強い選手との対戦でしたが、よくしのいで引き分けました。次鋒:松原君、中堅:西岡君、副将:宇賀君は、1本取れる相手には確実にポイントを稼ぐことができました。大将:亀川君は、負けないという強い気持ちが好結果につながりました。ただ、油断は禁物です。本大会でも、準決勝の2試合ともが代表戦というように、上位4チームの力の差は、ほとんどありません。これからも気を引き締めて、稽古を積み重ねていきましょう。

一方、小学校低学年団体の部では、先鋒:今西君がけがのため試合に出られず、補欠の宇賀(万)さんが交代出場するなど、非常に厳しい状態で試合に臨みましたが、各選手がよくがんばりました。初戦では、先鋒から中堅までが引き分けて、副将:恵美須君、大将:浜渦君が勝って勝負を決めました。続く準々決勝では、先鋒が負けた後、次鋒:岡田君が引き分けて、中堅:真柴君以降3人が勝ち、準決勝へ勝ち上がりました。準決勝では、先鋒・次鋒が敗れた後、中堅:真柴君がふんばって引き分けて、副将:恵美須君が2本勝ちを収め、大将:浜渦君につなぎました。浜渦君が2本勝ちをすれば、チームが勝つという場面でしたが、引き分けてしまい、1−2で惜しくも敗れてしまいました。しかしながら、この第3位入賞は立派でした。

同個人の部では、浜渦君が出場し、決勝戦まで勝ち上がりましたが、最後は小手を決められ、惜しくも第2位となりました。途中、惜しい面打ちもありましたが、相手と離れ際に手元を上げたところで小手を打たれてしまいました。打たれたところは、今度は打たれないように注意していきましょう。

今回、先鋒:宇賀(万)さんと次鋒:岡田君は、試合経験のほとんどない中で、本当によくがんばりました。また中堅:真柴君、副将:恵美須君、大将:浜渦君は、準決勝〜決勝戦を見ても、相手選手とさほど大きな差は感じませんでした。もし、通常どおり今西君が出ていればひょっとしたらという思いを持ったほどでした。低学年の選手の皆さんも、毎回の稽古をしっかりがんばっていれば、きっといいことがありますから、これから暑い時期になりますが、みんなでがんばりましょう。

  そして、野市中学校の先輩たちもよくがんばりました。特に、団体優勝した野市中学校チーム(佃、宇賀映、西岡、福本、森)は、5人のうち1年生が3人も入っており、非常に若い戦力でしたが、決勝戦まで勝ち上がり、1−1の代表戦で森君が見事な面打ちを決めて、中学校団体の部での2連覇を成し遂げました。幸運にも、3人の1年生選手(佃、宇賀映、福本)は、本大会では小学4年生の時から4年連続で団体優勝を経験したことになります。また同個人の部でも、森君が第3位に入賞し、野市勢が小・中学校の全部門で入賞を果たしました。

1 7月1日

『第3回若武者杯争奪サニーマート少年剣道錬成大会』

祝 第2位入賞  野市町スポーツ少年団剣道部

 7月1日(日)、県立青少年センターにて『第3回若武者杯争奪サニーマート少年剣道錬成大会』が県内外から130チーム、総勢700名を超える選手が参加して、盛大に開催されました。

その中で、小学校(高学年)団体の部(73チーム参加)において、野市町スポーツ少年団剣道部チームが昨年の成績を上回る堂々の第2位入賞を果たしました。一方、低学年チームは、代表決定戦にもつれこむ接戦となりましたが、残念ながら予選突破はなりませんでした。

大会当日は、暑い一日となりました。開会式では、プラカードの中学生を先頭に、1列目に県外チーム、2列目に県内チームが並んでいましたが、各道場の旗がずらりと並び、選手が整列した様子を前から見た時は、本当にうれしく思いました。

野市スポ少チームは、昨年は準決勝で東松舘道場(東京)に1ポイント差で敗れ、第3位にとどまりました。今回は、昨年以上の成績を目指して試合に臨みましたが、予選リーグから気迫のこもったいい試合を展開してくれました。予選2試合を4−0、5−0で勝ち上がると、決勝トーナメント2回戦では、4−0で勝ち、準々決勝に勝ち上がりました。準々決勝では、大阪の強豪チームと対戦し、先鋒が1本負けし、嫌なムードになりかけましたが、次鋒:出張君が引き分け、中堅:西岡君が競り勝って1−1のタイとし、副将:松原君が1本勝ちを収め、2−1で大将戦につないで、大将:亀川君が引き分けて、トータル2−1で競り勝ちました。相手チームは、予選リーグから力の差を見せつける試合を展開しており、うちとしては大きな山場でしたが、次鋒〜大将でよく盛り返しました。

続く準決勝では、先鋒:宇賀君が1本勝ちし、いい流れになるかなと思いましたが、次鋒戦引き分けの後、中堅戦では2本負けを喫してしまい、1−1と追いつかれ、副将戦になりました。ここで、副将:松原君が落ち着いて試合を進め、見事な引き面を決めて1本勝ちを収め、2−1で大将戦につなぎました。そして、大将:亀川君がうまく相手の技をかわして、そのまま引き分け、初の決勝戦進出を決めました。

決勝戦は、徳島県の強豪徳島至誠館との対戦になりました。前日の稽古会では、2−2のポイント2−4で負けており、先鋒戦で勝って勢いをつけたいところでしたが、先鋒:宇賀君が引き分けて、次鋒・中堅が負けるという前日同様の流れになり、副将・大将に望みをつなげましたが、副将:松原君が引き分けたところで勝負が決まってしまいました。結局、大将戦も負けて、トータル0−3で惜しくも初優勝を逃してしまいました。

小学校団体の部では、予選を突破した高知県チームは、野市と高知至誠館の2チームだけであり、県外チームに圧倒された結果になりました。今回、優勝を逃したのは悔しさが残りますが、このような大きな大会での準優勝は、立派であり、今後の大会に向けて大きな自信になったと思います。今週末の足摺大会、そして日本武道館での全国大会に向けて、また稽古を積み重ねていってほしいと思います。

  一方、低学年の部(57チーム参加)では、先鋒:今西君がけがから復帰し、予選突破を目指しましたが、初戦の対戦で、1−1で引き分けてしまい、2試合目の愛媛建武館Bとの対戦は4−1で勝ち、5勝どうしで代表決定戦となりました。代表決定戦には、今西君が出ましたが、手元を浮かしたところを小手を打たれ、負けてしまいました。今回、高知県チームで予選を突破したチームはなく、低学年の部門では、さびしい結果になってしまいました。

2 7月8日

第24回足摺少年剣道大会』

祝 優勝 野市少剣A(高学年団体の部)

       宇賀(泰)君(5・6年個人の部)

       今西(悠)君(3・4年個人の部)

祝 入賞 松原(純)君(5・6年個人の部:第3位)

       浜渦(勇)君(3・4年個人の部:第3位)

 7月8日(日)に土佐清水市民体育館にて『第24回足摺少年剣道大会』が開催され、幡多地区を中心に県内各地から39チーム、約200名の小学生選手が参加しました。その中で、当部の子どもたちがよくがんばり、標記のとおり、高学年団体の部では、Aチームが4連覇を成し遂げ、個人の部でも2部門を制覇することができました。今回の団体優勝は、私自身の監督50勝目となりました。

本大会に当部が初めて参加した平成12年当時は、幡多地区と愛媛県南部のチームばかりが参加して開催されており、チーム数も20チームぐらいだったと思いますが、一昨年あたりから参加チーム数が大幅に増えて、今では県下的な大会になっています。年々、大会に参加する選手レベルも上がってきているように思われます。

 高学年選手は、4連覇のプレッシャーに打ち克ち、団体優勝できたことは、大きな自信になったと思います。序盤の2試合こそ快勝でしたが、準決勝では、手に汗握る接戦となりました。先鋒戦では、相手選手にうまく逃げられ、宇賀君がまさかの引き分けで、次鋒戦では1本負けし、嫌なムードで後半戦になりましたが、副将:松原君が会心の面2本で勝ち、1−1(ポイント2−1)で大将:亀川君の出番となりました。試合前に、「おまえの力の見せどころがきたぞ!」と送り出しましたが、その期待どおりに相手の打突をうまく裁いて引き分けて、5年連続の決勝戦進出を決めました。

 決勝戦は、田ノ口少年剣道クラブとの対戦となり、先鋒:宇賀君が2本勝ち、次鋒戦は1本負けしたものの、中堅:西岡君が引き分けた後、副将:松原君が開始早々見事な抜き胴を放ち、その後も休まずに攻めて面を決め、2本勝ちでチームの優勝を決めました。大将:亀川君は引き分けて、トータル2−1で4年連続4度目の優勝を果たしました。試合を振り返ってみると、次鋒:出張君が1本負けで粘ったことが大きかったように思います。先鋒が調子よく勝ってきた勢いをフイにするのではなく、何とか維持して中堅につないだことが、後半戦での盛り返しにつながったと思います。また、松原君の抜き胴も見事でした。相手の初太刀を見事に裁いて打つことができました。あれは、打とうと思ってもなかなか打てるものではなく、日頃の稽古の賜物だと思います。

今回は、前人未踏の大会4連覇がかかっていました。当部にとっても、他の大会でそんなに続けて勝った経験はありませんが、大記録を前に、まずは“勝とう”とするよりは、“自分の力を出し切る”ことに集中させようと思っていました。5人の力で勝ち取った意味ある優勝でした。

 またBチームは、初戦の対戦で、2−2の代表戦にもつれ込み、代表戦では、先鋒:今西君が初太刀ですばらしい面を決め、2回戦に進出しました。上級生を相手に1勝したことはすごいことだと思います。2回戦では、準優勝した田ノ口少年剣道クラブと対戦し、0−5で敗れましたが、強い上級生と試合ができたこともいい経験になったと思います。

一方、開会式終了後に行われた個人戦は、1・2年の部から始まりました。同部門には、宇賀(万)さんだけの出場でした。結果は、残念ながら初戦で敗れはしましたが、何回も延長戦を繰り返し、よくがんばりました。これからまたがんばっていきましょう。

 続く3・4年生の部には、5名が出場しました。その中で、4年生の今西君、浜渦君、真柴君、恵美須君が初戦を突破しました。3年生の岡田君は残念ながら初戦突破できませんでしたが、まだまだこれからですから、しっかりがんばりましょう。準決勝では、今西君と浜渦君の同門対決となり、延長戦となりましたが、最後は今西君に軍配が上がりました。今西君は、決勝戦でも面を先取されながらも、引き胴で取り返し、延長戦に入り、数回の延長戦の後にまた引き胴を決め、見事個人優勝を飾りました。

 最後の5・6年生の部では、全員が初戦を突破しましたが、その後、亀川君が3回戦で、出張君が4回戦で、西岡君が準々決勝で敗れました。西岡君は、初戦から思いきりのいい技が出ており、準々決勝も、五分五分の試合展開でしたので、惜しい試合でした。宇賀君と松原君の2名が準決勝に勝ち上がり、ここでも同門対決となりました。結果は、宇賀君が面と小手で勝ち、決勝戦に勝ち上がりました。決勝戦は、面を先取した後、小手を返されましたが、再度、面を決めて昨年の佃君に引き続き、個人優勝を飾りました。宇賀君は、来る全国大会に向けて、いい経験になったと思います。また第3位に入賞した松原君は、小刻みに足を使った攻めからの面打ちがよく決まり、準々決勝でもいいところで面を決めることができました。これからの大会でも大いに活用してほしいと思います。

3 7月14

『第30回全国スポーツ少年団剣道交流大会高知県予選会』

祝 代表  森(信)君(中学男子個人)

       宇賀(泰)君(小学団体:大将)

       今西(悠)君(小学団体:先鋒)

 7月14日(土)、県立青少年センターにて『第30回全国スポーツ少年団剣道交流大会』(平成20年3月:静岡県開催)の高知県予選会が開催され、県下各地から、約90名の小中学生選手が参加しました。当日は、台風4号の接近のため、大荒れの天気になりましたが、参加した選手たちは、全国大会出場をめざして熱戦を展開しました。

全国大会予選は、以前は4月29日の県大会の日に開催していましたが、県内の主要なチームは香美市(物部)大会に出場するため、一部のチームだけの参加で進められてきました。特に、小学校団体については、先鋒:4年男女、次鋒・副将:5・6年女子、中堅・大将:5・6年男子という条件があるため、部員の多いチームが有利な条件となっていました。しかしながら、毎年の成績の低迷を県本部から指摘され、「全国大会でも勝てる布陣で出場すべき」という意見が出され、別日程で予選会を開催することとし、一昨年に中学生選手の予選会を初めて開催したのに続いて、昨年、小学生の部も予選会を開くことができました。

当部としては、一昨年の第28回大会に宇賀俊輔君(現土佐高1年)が中学男子個人の部に出場したのをきっかけに、昨年の第29回大会には、福本裕大君と佃隼斗君(ともに現野市中1年)が小学団体に、宇賀俊輔君が中学男子個人に出場を果たしました。全国大会も、レベル的には高い大会で、上位に残るチームは、その他の全国大会でも活躍しているチームです。前回は、岡山県で開催され、小学団体は地元岡山県が連覇し、京都府(京都太秦少年剣道部)が準優勝でした。大会自体も、3日間の日程で開催されるので、国体なみの扱いとなっていて、選手には非常にいい経験になります。

今回の高知県予選会では、標記のとおり、当部から3名の選手が代表選手となりました。

まず、参加選手が最も多かった小学5・6年男子の部には、宇賀君、松原君、亀川君、西岡君が出場しました。その中で、宇賀君、松原君、西岡君が決勝トーナメントに勝ち上がり、1〜2位の独占をねらいましたが、松原君、西岡君ともに敗れ、決勝リーグに上がったのは、宇賀君だけでした。決勝リーグでは、宇賀君をはじめ、大西選手(致道館)、千頭選手、高橋選手(ともに土佐町)の4名の戦いとなり、宇賀君が3戦全勝で優勝を果たしました。2位には、大西選手(致道館)が入りました。宇賀君は、試合を重ねるごとに調子を上げていき、見事代表の座を獲得しました。9月の都道府県対抗大会とともに、高知県代表選手として、がんばってほしいと思います。

また、小学4年の部には、今西君のほかに、浜渦君、恵美須君、真柴君が出場し、今西君、浜渦君、恵美須君が決勝トーナメントに勝ち上がりました。そして、今西君と浜渦君が決勝リーグに勝ち上がり、これは1・2位を独占するかなと思っていましたが、最終的には、今西君が2勝1分で1位、浜渦君が1勝1敗1分で3位となりました。2位には、和田選手(土佐町)が入りました。優勝した今西君は、跳び込み面や引き胴など、全体的に思いきりのいい技が出ており、その動きのよさが結果につながったと思います。

一方、中学男女の個人戦には、男子の部に森君(野市中3年)、西岡君(同)、中島(岳)君(同2年)、福本君(同1年)が、女子の部に中島(左)さん(同3年)が出場しました。その中で、森君と西岡君が決勝トーナメントに勝ち上がりましたが、2人が準決勝で対戦してしまい、森君が面で勝ち、決勝戦に進出しました。決勝戦では、最後は小手を決め、代表の座を獲得しました。中学3年生は、9月以降は部活動が引退となりますが、週1回は稽古に来て、稽古を積み重ねていってほしいと思います。

4 7月25・26日

『第42回全日本少年剣道錬成大会』

    祝 ベスト16 野市スポ少剣(第1位:第4試合場)

『第32回全日本選抜少年剣道個人錬成大会』

    宇賀(泰)君 初戦突破ならず

『平成19年度全日本少年武道(剣道)錬成大会』

    祝 優良団体表彰受賞 野市町スポーツ少年団剣道部

 毎夏のビッグイベントである『全日本少年剣道錬成大会(全日本剣道道場連盟主催)』(7月25日〜26日)・『平成19年度全日本少年武道(剣道)錬成大会』(7月28日)が日本武道館で開催されました。今年は、大会のポスターやプログラムの表紙に昨年の開会式の様子が掲載されており、その中に当部の部員の顔や団旗も掲載されていました。今年もいいことがあるのでは・・・というひそかな思いを持って日本武道館に乗り込みました。その思いが通じたのか、剣道人であれば、一度は立ってみたい夢の舞台“日本武道館”で、当部の子どもたちは大いに力を発揮しました。その様子を皆さんにお知らせしたいと思います。

 まずは、平成13年度から7年連続7回目の出場となった『第42回全日本少年剣道錬成大会』です。ライトアップされた中での開会式、あの感動を今年も感じることができ、指導者として大きな幸せを感じました。その中で、今年も野市の子どもたちがすばらしい力を発揮し、標記のとおり、全国に“野市”の名前を残すことができました。

第4試合場の第6試合目に登場した野市スポ少剣チームは、初戦の2回戦を4−0で快勝すると、続く3回戦でも4−1で勝ち、4回戦に勝ち上がりました。4回戦が一つの山場となりましたが、先鋒:宇賀君、副将:松原君がともに2本勝ちを収め、2−1で勝つことができました。この時点で、昨年の成績に並ぶことができ、コートの準決勝を迎えました。5回戦では、先鋒:宇賀君、中堅:西岡君が勝ち、ここでも2−1で何とか逃げ切り、初のコート決勝進出となりました。

コート決勝では、昨年の大会で第3位に入賞している強豪チームなので、前半でポイントを取って波に乗れればと思っていました。実際は、先鋒:宇賀君が2本勝ちをした後、次鋒・中堅と敗れ、絶体絶命のピンチになりましたが、副将:松原君がよく踏ん張り、思いきりよく見事な面を2本決めて勝ち、2−2の1ポイントリードとなり、体勢が一気に逆転しました。こうなると、大将:亀川君の出番で、相手の大将の打突をうまくかわしてしぶとく粘り、何とか引き分けて競り勝つことができました。

この時点で第4試合場の第1位となり、上位ベスト16で決勝トーナメントに進出し、日本武道館の電光掲示板のトーナメント表に「野市町」の名前が浮かび上がりました。昨年は、個人の部で福本君の名前が電光掲示板にのりましたが、今回は高知県チームと初めてチーム名をのせることができました。私もうれしくて、何枚も写真におさめました。決勝トーナメントでは、ちょうど観戦に来てくれていた野市中学校の選手諸君にも試合場に降りて来てもらって応援をしてもらいました。

決勝トーナメント1回戦に入り、やはりここでも前半の勝負がポイントと思っていましたが、先鋒:宇賀君が相手にうまくかわされて引き分けてしまい、次鋒戦以降に期待がかかりました。が、相手選手もかなりの稽古を積んできており、次鋒・中堅と連敗してしまい、頼みの綱の副将:松原君も善戦し2本勝ちをねらいに行き、惜しい胴打ちもありましたが、1本勝ちで大将戦につなぎました。大将:亀川君が2本勝ちをして代表戦という場面となり、亀川君も積極的に攻めていきましたが、逆に小手を取られて1本負けし、トータル1−3で敗れてしまいました。

今回、上位8チーム(敢闘賞以上)には届きませんでしたが、第40回大会の武英館(四万十市)の成績(コート第2位)を抜いてベスト16に入り、高知県チームとして初めて決勝トーナメントに勝ち上がれたことは、大きな成果であり、今後の自信につながる結果になりました。やればできるという気持ちを忘れずに、これからの稽古に励んでほしいと思います。

 次に、翌日に開催された『第32回全日本選抜少年剣道個人錬成大会』です。本大会には、各都道府県の予選を勝ち抜いた小・中学校の代表選手が出場しました。

小学校個人の部には、65名の選手が出場し、高知県代表である当部の主将:宇賀君は、第7試合場の第1試合目に出場しました。試合開始から積極的に技を出していき、押し気味に試合を進めていましたが、なかなか有効打がなく延長戦に入りました。延長戦に入っても積極的に攻めていっていましたが、ほんの一瞬いついたところを面に乗られ、初戦突破はなりませんでした。宇賀君は前日の試合内容もよかったので、うまくいけば上位入賞も・・・と期待しましたが、初戦突破できず残念でした。ただ、まだまだ全国大会の場がありますから、これからもしっかりがんばっていきましょう。

 最後に7月28日(土)に日本武道館にて開催された『平成19年度全日本少年武道(剣道)錬成大会』です。この大会は、昨年初めて出場し、いきなり優勝旗をいただいた大会であり、昨年、全国に野市の名前を広める機会になった大会です。今年は、開会式の中で、本大会の後援団体である日本武道協議会から『少年武道優良団体表彰』をいただきました。これは、「全国の少年武道に関わる団体の中から、少年武道の普及振興に関し、特に顕著な成果をあげた団体を表彰する」もので、当日は当部を含めて4団体が受賞しました。全体の前で、額入りの大きな表彰状をいただき、その重みと誇りを感じました。今後は、この賞に恥じない部の運営をしていかなくてはならないと強く思いました。

この大会では、開会式で出場チームの入場行進があるなど、他の大会と違う点があります。特に試合の進め方については、1〜2回戦までは、基本錬成と1本勝負によって進めるということで、指導者も面を着けて子どもたちと整列し、礼をした後は、先鋒〜大将まで基本錬成を行い、その後に、先鋒から1本勝負をする流れになっています。基本錬成を1人ずつ終えるごとに、3人の審判による判定があり、試合だけではなく、基本を重視する大会です。3回戦以降は、通常の3本勝負に戻りますが、1・2回戦では不思議なことに、基本錬成で勝ったチームがやはり1本勝負でも勝っていました。

昨年は初出場ということもあり、私も緊張のあまり打ち込みの内容を忘れてしまうこともありましたが、今回は落ち着いてできたと思います。ただ、審判の判定基準に幅があるため、素早い動きにいい判定をする審判もおれば、ゆっくり大きな動作にいい判定をする審判もおり、なかなか思うようには勝たせてもらえませんでした。2回戦の基本錬成では、前半の3人は勝ったものの、副将・大将はともに敗れるなど、気の抜けないところもありました。

 当部は、初戦を基本4−1、試合4−1のトータル8−2で勝ち、2回戦でも基本3−2、試合3−1で勝って、3回戦に勝ち上がりました。3本勝負になった3回戦では、4−0で快勝し、コートの準決勝となる4回戦に勝ち上がりました。波に乗って上位へと思った矢先に、先鋒戦でまさかの2本負けを喫してしまい、非常に危うい展開となり、次鋒:松原君が2本勝ちしてまずは五分に戻しましたが、中堅戦で1本負け、副将戦では1本先取したにもかかわらず引き分けてしまい、1−2のままで大将戦となりました。大将戦では、亀川君が相手に面を先取されましたが、引き面を取り返して勝負となり、果敢に攻めましたがまた面を取られてしまい、負けてしまいました。やり方次第では、代表戦もあったわけで、1本を守りきれなかったのが残念でした。

本大会では、連年の上位入賞はなりませんでしたが、基本錬成で負けなかったことは、大いに評価できる部分だと思います。基本を大事にして、当部が決して試合の勝負だけにこだわってやっているわけではないという証明にもなったと思います。今回、表彰をいただいたこともあり、今後もできる限りこの大会にも出場していきたいと思っています。

5 8月5日

『平成19年度高知県夏季少年剣道錬成大会』

祝 第2位入賞 宇賀(泰)君(小6男子)

          今西(悠)君(小4男子)

祝 第3位入賞 松原(純)君(小6男子)

          浜渦(勇)君(小4男子)

〜 出張(巧)君(小5男子):奨励賞受賞 〜

 8月5日(日)、本年度の各学年のトップを決める大会『平成19年度高知県夏季少年剣道錬成大会』が県立青少年センターで開催され、県下各地から300名を超える小学生剣士が参加しました。その中で、標記のとおり、2部門でそれぞれ2名が上位入賞を果たし、1部門で1名が奨励賞を受賞しました。

当日は、まず開会式の前に、先月末に日本武道館で当部が日本武道協議会より受賞した「少年武道優良団体表彰」の表彰伝達式が行われました。高知県内では、初の受賞であり、あまり広く知られていないこともあり、全体の場で表彰されたことはよかったと思います。うちに引き続いて、武道大会にも出場するチームが出てきてくれたらと思いました。また開会式では、昨年、5年男子の部で優勝した宇賀君が選手宣誓を行いました。試合は、低女・高女・4男・5男・6男の5部門に分かれて行われました。

まずは、70名が参加した6年男子の部です。昨年優勝の宇賀君を筆頭に、都道府県大会の代表選手など、実力が非常に接近しており、誰が勝つか分からない接戦ばかりでした。その中で、上位4人に、宇賀君と松原君が残ることができました。松原君は本大会初の準決勝進出となりましたが、準決勝で惜しくも敗れて、決勝進出はなりませんでした。一方、宇賀君は、準決勝で面を先取した後、相手に小手を返され、勝負になりましたが、延長戦で落ち着いて面を決め、昨年に引き続き2年連続の決勝戦進出となりました。決勝戦では相手の動きがよく、なかなか決定的な技が出ず、延長戦となった直後に、小手面に出たところで小手をとられ、連覇はなりませんでした。

次に、72名が参加した5年男子の部です。当部からは、出張君が出場しました。昨年の宇賀君に引き続き、十分優勝を狙えると期待していました。初戦から落ち着いており、順調に勝ち上がり準々決勝に進出しました。準々決勝では、長い試合となりましたが、面に出ようとしたところで一瞬速く相手に面に乗られ、負けてしまいました。少し決めが今一つのような打ちでしたが、タイミングが合っており、残念な試合となりました。ベスト8進出で奨励賞を受賞しましたが、優勝する力は十分にあるので、また来年がんばってほしいと思います。

各部門の中で参加人数が最少だったのが、4年男子の部(47名)でした。当部からは、今西君、浜渦君、恵美須君、真柴君の4名が出場しました。その中で、今西君と浜渦君が上位4人に勝ち上がることができました。準決勝では、浜渦君は面を2本取られて負けてしまい、決勝戦進出はなりませんでした。一方、今西君は延長戦で面を決めて勝ち、初の決勝戦進出を果たしました。決勝戦では、浜渦君を選手と対戦しましたが、同様に面を取られて負けてしまい、初優勝はなりませんでした。準決勝が終わってから決勝戦までかなり時間があったので、待つのに苦労したかもしれませんが、それもいい経験になったと思います。またがんばりましょう。

低学年女子の部では、宇賀(万)さんが初めて出場しました。初戦では面を決めて勝ち、2回戦に進みましたが、2回戦では相手の面打ちに圧倒され、負けてしまいました。今回は、1〜2年生の選手も他の団体から数名参加していました。またがんばりましょう。

『第25回全日本剣道道場対抗優勝大会高知県予選会』

初戦敗退 全国大会出場ならず・・・

 8月5日(日)、夏季大会終了後に、標記の大会が開催されました。本大会は、全日本剣道道場連盟主催の全国大会の予選会で、各道場単位で出場するものです。5人の団体戦で、各ポジションごとに出場条件が決まっており、当部は昨年度から参加しています。今回は、私の人生の中では最初で最後となる“オール宇賀”チーム(宇賀泰輔、宇賀映輔、宇賀俊輔、宇賀元紀、 宇賀孝篤 )で出場させていただきました。当日は、11チームの参加があり、代表枠の2チームを目指して熱戦が展開されました。

 自チームは、昨年同様、初戦で春野剣心館と対戦しました。先鋒:泰輔が1本勝ちし、幸先のいいスタートを切りましたが、次鋒:映輔・中堅:俊輔がともに2本負けを喫してしまい、副将:元紀君が2本勝ちし、私が1本勝ちをすれば勝ちとなる場面で、引き分けてしまい、2−2のポイント1本差で負けてしまいました。今回は、年明けからこの5人で全国大会に出場することも目標の1つにしてきましたが、念願かなわず残念でした。

   <道場対抗の部>  【2回戦】  

野市

少剣

宇賀(泰)

宇賀(映)

宇賀(俊)

宇賀(元)

宇賀(孝)

2(3)

2(4)

メメ

メツ

メメ

×

春野

剣心館

三本

川澤

野崎

徳久

中越

6 8月17日

『第35回阿土少年剣道錬成大会』

祝 入賞 野市少剣(小学団体:第2位)

      出張(巧)君(小5個人:第2位)

浜渦(勇)君(小3個人:第3位)

 猛暑の中、8月17日(金)に木頭体育館(徳島県那賀町)にて標記の大会が開催され、徳島県及び高知県から、小学校19チーム、中学校16チーム、総勢250名を超える剣士が参加しました。

 当日は、朝6時に出発し、7時半頃には会場に到着しました。会場の体育館に窓が少ないため、館内は非常に暑く、試合をする選手をはじめ、審判員も応援の保護者も汗だくになりながら大会が行われました。

小学校団体の部(3人制)では、2連覇を目指して試合に臨みました。初戦こそ2−0で勝ちましたが、準々決勝からは接戦の連続でした。準々決勝では、高知市内の強豪チームと対戦し、0−0のまま代表戦にもつれこむ大接戦となりました。代表戦は、相手の大将と先鋒:宇賀君の対戦となり、時間無制限の1本勝負で行われました。今年3度目の両者の対戦は、お互いの攻防が続き、長い試合となりました。暑い中での試合ということで、コートの審判主任から6分ごとに休憩をとる指示も出され、2回目の休憩を取り終えて、3度目に入ったところで、宇賀君の跳び込み面が決まり、長い試合に決着をつけました。準決勝では、地元チームと対戦し、中堅:松原君の活躍で1―0で勝ち、3年連続で決勝戦に進出することができました。

決勝戦は、前回同様、徳島至誠館との対戦となりました。先鋒:宇賀君が引き分けた後、中堅戦で1本負けを喫してしまい、大将:亀川君が引き分けて、そのまま0−1で敗れてしまい、第2位に甘んじました。決勝戦では、これまでの長い試合の疲れから宇賀君が思うような動きができず、先鋒戦でポイントを取れなかったのが後々ひびきましたが、3人とも試合の内容は全く互角であり、ほぼ満足のいくものでした。ただ、中堅戦で、松原君の打った面が1本に判定されなかったのが悔やまれます。見事な面でありました。

一方、個人の部では、5年の部で出張君が前回同様、決勝戦に進出しました。出張君は、序盤から冷静に試合を進めており、決勝戦では、先日の夏季大会と同じ対戦相手になりました。「何分かかってもいいから、はじめから1本勝負のつもりいくように」アドバイスしていましたが、逆に開始早々に出頭面を決められてしまい、苦しい展開となりました。終了間際に、惜しい面打ちがありましたが、相打ちとみなされて1本になりませんでした。非常に惜しい面打ちでした。

また4年の部でも、浜渦君が前回同様、準決勝に進出しました。準々決勝では、延長戦の末、見事な跳び込み面を決めて勝ち上がりました。準決勝では、先日の夏季大会と同じ対戦相手となりましたが、胴と面を取られて2本負けし、第3位となりました。相手の動きの速さに、少し元気がないように思いましたが、次回は、体当たりで相手を飛ばすくらいの気迫で戦ってほしいと思いました。

その他の部では、3年の部に岡田君、1・2年の部に宇賀(万)さんが出場しましたが、残念ながら初戦突破はできませんでした。2人とも、元気に試合をすることができました。また稽古をがんばっていきましょう。