Don't Surrender!!┃「勝敗を決める三要素」の正体
「勝敗を決める三要素」の正体



遊戯王というカードゲームでは、その勝敗を決めるものを「デッキ」「プレイング」「運」という三つの要素に分類して考える傾向があります。

「運」はカードゲームというアンフェアな性質のものにおいて、珍しくどのプレイヤーにも平等に分け与えられたものです。
そして、その「運」は絶大な力を持っており、それが勝敗を分けてしまうことも少なくありません。
初心者でも上級者に勝てる理由の大部分は「運」であると言えます。

しかしながら「運」というものは言う事をききません。
気が向いた時のみ手を差し伸べる《きまぐれの女神》です。
その「運」の正体に気付いたプレイヤーは、自分の手で改善できる「デッキ」と「プレイング」に目を付けます。
そして強くなるために「デッキ」を練り込み、意味のある「プレイング」を意識するようになります。
それを繰り返していった結果、自分は少しずつながらも強くなっていきます。

そしてその内に強大な「運」を「デッキ」によって操作し、「プレイング」によって対抗できることに感付きます。
それは若干ながらも確実なものであり、それを知った瞬間に一気にカードゲームの世界が澄み渡ります。
スキルを積めば巨大なドラゴンでさえも操り、また戦えることを知った勇者は、更なる支配を求めて己の剣を磨きます。

たまに見かける「遊戯王は「運」が全てである」という考え方は間違っていないと思います。
しかし、それだけでは「運」だけに頼ったプレイヤーにも言えてしまいます。
初心者の語る「運ゲー」と上級者の語る「運ゲー」には、その重さに違いがあります。
その正体は「《きまぐれの女神》に遊ばれているプレイヤー」と「《きまぐれの女神》で遊んでいるプレイヤー」との間にある意識の差なのではないでしょうか。

よって「遊戯王は「運」が全てである」では説明不足です。
正確には「遊戯王とは「運」が全てで、それに対して「デッキ」と「プレイング」で戦うものである」のです。