ゆうやけ
やんちゃ坊主が走ってく
この界隈に夕陽がおちる
赤ん坊抱いた婦人がせわしなく
洗濯物をとりこんで
子どもは好きよと言った君の
やさしさが揺れています
あー久しぶりのゆうやけがきれいです
君はボクのものだよと
小さい電球だけにして
決められた日課みたいに
口づけするとまた泣いた
部屋は狭くて暮らしにくいけど
お金をいっぱいためましょうね
あーボクがかんだ腕の傷跡いたくなれ
淋しそうねとボクにいったあとの
君の方が淋しそうです
あーほんとに久しぶりの
ゆうやけがあかあかと