お休みの風景
明日はほんとに行こうと
いっていたんじゃないか
お休みなんだから遠くに出られると
かわいた土の道を
ズボンのすそひきずって
歩く姿の君
花の咲いてる野原で
きれいなのを1本
おさげのさきっちょに
飾ってあげたかった
日よけの帽子も買っておいたのに
夢の続きをみるだけね
あとに残るは僕をよこぎる
恋人たちの笑い声
素晴らしい思い出に
しようだなんて
君の口から聞くとは思わなかった
へたな別れ話は
やめようと
へいきなふりして
いったけれど
日よけの帽子も買っておいたのに
夢の続きをみるだけね
いきかう車の音にかき消され
さいごの言葉も聞こえない