あの娘と日曜日

ちょこんとあの娘は 寝床の横に
すわって待ってる 僕が起きるのを
気がついてやあと 声をかけると
ニコニコと顔が 笑ってる
 誰も知らない僕のひみつ 小さなひみつ
 
あくびをしながら 雨戸を開けると
これからはじまる 一日が
時間はいそいで 通りすぎる
さあ今日はどうしよう どこへ行こうか
 恋人同士ってほんとにいいな とってもいいな
 
早足で歩く 僕の横には
息をきらしてよりそう あの娘がいる
ちぎれた雲の すきまの空に
あの娘が好きだと 叫びたい
 みんなにあの娘を紹介しよか 紹介しよか
 
僕たちにさよならが こないようにと
神社の鐘を ならしに行こう
ちょっとさわると こわれてしまいそうな
小さな恋だけど 大事にしよう
 手をあわせて目をつぶって おいのりしよう 
 
あした逢えると わかっていても
別れたあとが 気になるな
電話でおやすみ 言うけれど
長い夜は ためいきばかり
 恋ってつらいほんとにつらい ああつらい