香川町立大野小学校
平成17年12月17日
  体験学習内容
教室での学習
1.自己紹介(土地家屋調査士とは)
  土地家屋調査士を読むことができるかな?
  他にはどんな資格があるかな?
(弁護士、税理士、司法書士、医師、教員、運転免許、武道の段等)
2.「ココ石」の話
   香川県下224校の小学校の校庭、及び二十四の瞳小豆島映画村に「ココ石」を埋めました。その「ココ石」をGPSで測量しました。それを北緯、東経で位置を表した。(パネルを使用して、GPS衛星を利用した測量の説明)
3.はかることの重要性
  はかることの効用は?(測る、量る、計る)
はかるものの単位は?(長さ、広さ、重さ、体積、時間等)
  p、m、km、u、ku、g、s、t、dl、l、m3、秒、分、時間
4.誤差の話
  はかることに誤差はつきものです。
(実際に巻尺で複数の人に測ってもらうことにする。)
いかに誤差を少なくするかが大切です。
5.測量の方法
歩測、巻尺、光波、GPS測量(右にいくほど精度が良くなる)
実際に何人かの子供たちに歩測してもらい、その誤差を比べてみる。
6.測量の応用
    復元することにより、たとえばタイムカプセルを埋めた場所の特定、宝探しなどに応用できる。(実際に巻尺、光波測距儀を使用して宝探しを行う。)
 自動車のカーナビはGPS測量を利用したもの、将来、行き先を伝えるだけで勝手に目的地まで連れて行ってくれる乗り物ができるかも。
7.土地の境界線の話
  災害等により土地の境界線が分からなくなった場合。(阪神淡路大震災の話)
土地家屋調査士の仕事は土地・建物の調査測量であるので、日々、このような作業を行っています。
8.質問
運動場での学習
運動場で集まって、説明をしました。
   実際に、運動場で測量を体験してもらいました。
 測量を楽しく学習するために、測量のゲームを考えて行いました。
 
1.歩測でピッタンコゲーム
各班2人の子供たちに歩測してもらい、その誤差を比べてみる。
@ 5m間隔のラインを事前に引いておき、その間の歩数を数える。
    1歩の長さを計算
A 約15mのラインを引いた所を歩測し記録する。
  1歩の長さ×歩数
B その後各班に巻尺を渡し、各班毎児童に巻尺で測定してもらい、その実測した数字を使い(班毎に別々の数字)、その誤差を比べる。
(測量に誤差はつきもの)
C その誤差の数字の小さい班が優勝
2.四角の面積測定
10m四方のいびつな四角形を作る。
 (事前に運動場に金属鋲を設置して準備しておく。)
@ 四角形の相対する頂点を底辺として、巻尺で計測する。
A 他の頂点のひとつから底辺に垂線を落として、巻尺で計測する。
 (一番短いのが垂線となる。)
B 同様に、残りの頂点から底辺に垂線を落として、巻尺で計測する。
C 底辺×高さ÷2=三角形の面積
2つの三角形の面積を加えて、四角形の面積を求める。
3.宝探しゲーム
基準点として、事前に運動場に金属鋲を設置して準備しておく。
@ 基準点より一定の方向(ココ石)へ〇〇mの位置に第1点を置く。
A 第1点から左(又は右)へ〇〇°の方向へ〇〇mの位置に第2点を置く。
B 第2点から左(又は右)へ〇〇°の方向へ〇〇mの位置が宝の位置。
GPSを設置して、
実際のGPS測量を見て体験する。
GPS受像機に写る
衛星の観測を見て体験する。
結果発表 全員で記念撮影