国道378号線 (明浜町→三瓶町→八幡浜市→保内町→長浜町→双海町→伊予市)
                     〜夕やけこやけラインだけじゃないぞ!〜

 国道378号線は、伊予市を起点に八幡浜市を経由して吉田町まで続いている国道である。一般的に知られているのは、夕焼けで有名な双海町を通るところ、通称「夕やけライン」と呼ばれているところである。しか〜し、地図をたどっていくと、佐田岬半島ほどではないものの、リアス式海岸が続く突き出た地形のところをくねくねと走っている。これが国道378号線のもう一つの顔、国道ならぬ「酷道」区間である。
 私は以前からこの区間について気にはなっていた。八幡浜で仕事をしている知り合いの方の話でも「あの区間は一度走れば行きたくなくなる。」などという声も聞いていた。しかしそうとなれば一度どんなものか試してみたくなるのが私の性、いざとなれば引き返せばいいと覚悟を決めて出発した。
 宇和町街を抜け、法華津峠に差し掛かる前に県道45号線で明浜町へ。片側1車線を快適に飛ばして、野福トンネルを越えると、目の前に広がるのは海、もうそこは明浜町だった。意外に簡単に未踏の地明浜町へ乗り入れることが出来て、若干拍子抜けの気分である。



野福峠は狭路区間もまだまだ多いものの、改良工事も随分行われており、明浜入りには一番適していると思われる。また初春の今頃は菜の花が美しい。もう少しすれば桜も綺麗だとか。

  国道378号線との交差点を右折すると、「これ国道?」と言わんばかりの道が飛び込んできた。離合こそ何とか出来るものの、平均1.5車線といった道が続く。地図で見たところでは明浜町の幹線道路と思われるのだが・・・。集落では民家の間を通る感じなので、通行人に気を使うし、集落を外れると海沿いに、山にへばりつくような道が続く。カーブも多いため、たまに来る対向車にも気を使わなければならない。バスとの離合まで経験する。こうして宇和町から約40分、途中の景色も写真に収めながら、「あけはまシーサイドサンパーク」内にある塩風呂「はま湯」に到着する。

(「あけはまシーサイドサンパーク」周辺の風景)
    

 「はま湯」に浸かりゆっくりした後出発、当初は宇和町の県歴史博物館にでも寄って帰ろうかとも思ったものの、せっかく来たので、三瓶町経由で国道(酷道)378号を堪能しようと思いつき、一路西へと車を進める。

 明浜町内の378号は全体的に狭路区間が多いものの、所々改良が進んでおり、片側一車線の道が出来ている、しかしすぐに1.5車線の狭路に入る。もう少し広ければ、気持ちに余裕を持ってシーサイドドライブが楽しめたのだが、そうもいかない。田之浜地区を過ぎると三瓶町に入るまで集落はない。西から北に方向転換をしたと思うと、大崎鼻である。ほどなくして三瓶町に入る。しかしすぐそこにあるはずの海は見えず、あたかも山の中を走っているようだ。

 
 三瓶町内に入り、幾分か改良区間が増えて走りやすくなっているものの、狭路区間は油断できない。ひたすら海沿いを走る。海沿いを走っていると、この国道がリアス式海岸沿いを通っているということが実感出来る。


 八幡浜市に入る。ところで我が愛車にこのあたりでガス欠の恐れが出てくる。実は燃料補充マークが点灯してからも山間の道をだいぶん走っている。登り坂こそ多くないものの、曲がりくねった道でスピードを加減しながら走っている。市内に入ろうかというところの登り坂でアクセルがふと重くなった。本当にガス欠かと思いきや、まだ走っている。市街地に入りガソリン屋を発見、ほっとする。



 八幡浜市内で197号線(佐田岬メロディーライン)との重複区間を通過後、保内町で再び378号として分岐される。以前は狭路であったこの区間もバイパスが完成、これから行く双海町内等と同様に非常に快適に走れる。(写真は双海町の菜の花畑にて撮影)

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