毎月二枚ずつ、ホンモノを覗くことのできる「蔵の穴」。その中の収蔵庫で守られている絵金の芝居絵屏風は、祭礼の夜、まちの人々のもとへと里帰りをします。絵金蔵では、去年に引き続き、「蔵の穴」を使っての特別展示を行います。
今年は、絵金蔵の収蔵品の中でも、祭礼にも現れることのない「絵金の横幟」を展示いたします。これは、五月の節句に飾られるもので、外題は「近江源氏先陣館(おうみげんじせんじんやかた) 盛綱陣屋」、画中には、「菖蒲打ちまさりおとりもなかりけり 友竹」と、絵金の俳句も書き付けられています。この機会に、屏風絵とはひと味違った絵金の魅力をご覧ください。
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