土佐山田の八王子宮には、現在は公開されていない絵金の芝居絵が残されています。
八王子宮では、台提灯と呼ばれる大きな台枠を組み、その中に5点の芝居絵を組み込んで展示していました。柱に手長足長の彫刻があることから「手長足長絵馬台」と呼ばれ親しまれてきた芝居絵ですが、台提灯の老朽化に加え、それを組み立てられる宮大工がいなくなった今、山田の芝居絵が人の目に触れる機会はなくなってしまいました。
絵金蔵では、赤岡の絵金が年に一度里帰りをする祭りの日に合わせ、普段赤岡の絵金2点が並ぶ「蔵の穴」に、非公開の山田の芝居絵2枚を展示します。二日間の、しかもたった数時間の展示、今は見ることのできない「昔」の文化を、蔵の穴からのぞいてください。
※ 「土佐山田の絵金芝居絵」は一時閉館後、18:00〜20:00の特別開館中のみの展示となっています。通常営業中はご覧になれませんのでご注意ください。
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