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登志男 作
大島青松園でのつれずれに
生きる事を望まざるべしはらからに縊死せし人を知りてせつなし
手をとれば吾の名よびて肩寄せ来るハンセン病回復者盲いの君は
訪ね行く火葬場への道際に輪切りにされし太松の幹
草叢に煤ける煉瓦ころがりて壊されし火屋の名残りとどめむ
ハンセン病回復者等諸人が石積み上げし風の舞夏めく陽射しに照り映えにけり