夢やぶれて
2010年1月4日の朝、前日の四国新聞を片付けていると
「さんま玉緒あんたの夢をかなえたろかSP」という文字が目に入りました。
1月3日の「TV番組見もの」のページです。
16回目を迎える恒例の正月番組。 全国各地で数千人に「あなたの夢は何ですか?」という
インタビューを行ない、その中の6人から7人の夢を実現してあげようというもの。
全国の街角のユニークな夢、切実な夢、とてつもない夢などがピックアップされ、
夢実行委員会でどの夢を実現させるかが検討される。という記事でした。
これで初めてその番組の内容を知ってビックリしました。
もう、かなり前に、私は「ふるさと」の店頭で一人の男性から
「さんまのあなたの夢をかなえますという番組の者ですが、ママさんの夢を聞かせて下さい。」
と話しかけられたことがありました。

私はその番組のことは全く知らず、恥ずかしがりやなもんで、「別に夢はありません。」と答えたのです。
その日のことは、あまり気にしないで、数年後に娘たちと一緒に食事をしていた時に
何かの話のはずみに
「前にさんまの夢をかなえますという番組の 人にママの夢を聞かれたことがあったんだけど、
夢はありませんといったわ。」」というと娘たちが
「何で答えなかったのよ、家族で海外旅行とか行かせてもらえたかもしれなかったのに」
と言われました。
そんな番組があったのかと思ったのですが、番組の詳細は知らぬまま数年が過ぎたのです。
そして、やっと2010年1月4日に番組の内容を知ったということです。
お正月、元旦は「ふるさと」は休みですが2日からは営業ですからテレビを観ることは出来ません。
当然2日、3日のテレビ番組を調べたりすることはしません。
それでこの番組のことも知らないままに10年程が過ぎたのです。
私にも夢はあったのです。数千分の6程の確立でも夢がかなえられたかもしれなかったのに、
せっかくのチャンスを逃したのかもしれません。
大晦日に「紅白歌合戦」で聞いた英国のスーザン ボイルさんの
「夢やぶれて」の歌声が思い出されました。
彼女の場合は「夢やぶれて」を歌ったお陰でプロの歌手になりたいという夢がかなえられました。




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